​家具の中でも広い面積を占めるダイニングテーブルは、「自分らしい​空間」の​象徴ともなる存在。(木横幕板 W1300+オプション天板W1600 ブラウン)

内装と一緒に考えるダイニングテーブル

新居に迎えるダイニングテーブル選び、どうしてますか?

キッチンと揃いで造作したり、憧れの名作テーブルありきで空間のつくり方を考えたり。あるいは「理想のものに出会うまでは」と一時的なテーブルで凌いでいる方も多いかもしれません。

色々と手法はありますが「空間とセットで考えて、好きな素材を組みわせてつくる」という視点もあるんです。

今までもテーブルの「脚だけ」を販売し続けてきたtoolbox。それは、照明やキッチンと同じように、ダイニングテーブルも空間を構成する大切な要素として捉えているから。

脚と天板の素材・色はどう組み合わせたいか、木天板でもどんな樹種を選ぼうか……。分解して考えていくと、その可能性は想像していたよりも多く広がっていくことに気づきます。

団欒や仕事、暮らしの中心になる場所だからこそ、大事に選びたいと思う方も多いはず。

空間が出来上がってから、似合うダイニングテーブルを探すのとは違い、よりオリジナルなコーディネートに出会えたり、自分が心から好きと思える空間づくりに繋がると思うんです。

そんなダイニングテーブルづくりの選択肢を広げる『木と鉄のテーブル脚』。自分で選んだ​天板を職人さんがつくった家具のような品質にグレードアップするためのパーツです。

木の要素はテーブルで取り入れる

最近では、タイルやモルタルなど、床に木以外の素材を使う事例を目にする機会が増えてきました。

toolboxスタッフの家もまた、リノベーションの際に元々あったリビングのフローリングを黒塗装で仕上げました。手持ちの家具にも木製のレパートリーは少なく、木素材のテーブルを空間のアクセントにしたいと「木と鉄のテーブル脚」を取り入れることに。

木の面積を増やそうと、天板には脚と同じ素材のレッドオークを合わせました。(鉄横幕板 W1500+オプション天板W1800クリア)

ひと言に「木の脚」といっても色々な樹種がありますが、「木と鉄のテーブル脚」に使われているのはレッドオーク。家具にもよく使われる美しく力強い木目が特徴で、単色の床と合わさると、より一層存在が際立ちます。

木目の主張が穏やかだったり、白木のものに比べて、しっかり存在を主張するテーブル脚です。

よくある組み立て式のテーブル脚と違うのが、幕板の存在。この幕板があるからこそ、いかにも簡易的な印象はなく、部屋の中できちんと家具らしく存在する見た目になっています。

また、パーツの細さもポイントで、天板を支える強度を持たせつつ、すっきり見える寸法に。ダイニングチェアやスタンドライトなど、元々愛用していた家具たちとボリューム感も揃い、しっくり馴染んでいました。

異素材ミックスも躊躇なく

床が木でもこちらのスタッフ邸は、鉄素材やネイビーのアクセントウォール、木の色味も濃淡様々と、複数の色・素材をミックスした空間です。

サイズオーダーできる『フリーカット無垢材』を天板に。選ぶ樹種の色味によって違った印象になりそう。(鉄横幕板 W1500 クリア+フリーカット無垢材 ナラ W1800)

そんな内装に合わせるテーブルもまた、複数の素材でできているものが似合うだろうと選んだ「木と鉄のテーブル脚」。幕板にチラリと覗く黒皮鉄は、天板を載せてしまえばあまり見えない部分ではありますが、異素材を繋ぐために良い働きを見せてくれました。

ソファに腰掛けた時や、離れた場所からお部屋全体をみた時など。ふとした時に見える鉄の幕板。

同じ空間の中で使う素材を増やすことは、共通項が少なくなるため抵抗を感じるかもしれませんが、ダイニングチェアやラグ、照明など合わせるテイストの幅がぐぐっと広がったように感じます。

出来上がった空間をみていると、例えばモルタルやネイビーのリノリウムなど、木以外の天板も似合いそう……なんて発想も浮かんできます。

棚受けやダクトレールなどに使われているブラックと鉄がリンク。家具も含めた空間全体が揃っている印象が生まれます。

家具も含めて“マイホーム”

実際の住空間での使われ方を見てみると、同じテーブル脚を使っていても、取り入れ方にその人らしさが現れるのが面白い。内装だけでなく、そこに選んだ家具も含めて“マイホーム”なんだと改めて感じます。

自分で塗装をこだわりたい方のための「無塗装」の他、「クリア」・「ブラウン」から選べます。塗装の色味によって木目の印象が大きく変わります。

その部屋のサイズや一緒に使う人との心地よい距離感を考えてつくられていることや、自分が心から気に入って、自然と日常に馴染むものを迎え入れることは、きっと「自分のための空間をつくる」という満足感に繋がるはず。

また「木と鉄のテーブル脚」は、組み立て・解体が簡単にできるようパーツの種類や形状もいたってシンプル。長い期間でみた時にも、使う場所や用途を変える時の負担にもならないし、飽きたら脚を塗ってみてもいいかも?など、先々の予感までさせてくれます。

天板の固定以外は、付属のレンチひとつで組み立てが完結します。自分でその構造が理解できることは、長く付き合う家具として魅力のひとつかもしれません。

自身の相棒とも呼べるダイニングテーブルを手に入れる。このテーブル脚が一助になれれば嬉しいです。

木と鉄のテーブル脚の全4商品

担当:山下、早川 / テキスト:岩崎

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