住んできた家、というものには思い出があるものです。家族がそこに当たり前に居る風景、巣立った我が子の部屋、思わぬ傷や落書き。引っ越しをすると旧家が恋しくなる、そんな気持ちを思い出します。

この浴槽まだ使えそうなのにな、と設備を丸ごと入れ替えることに抵抗がある方も少なくないかもしれません。今まで住み慣れた家を改装でリセットするのは、気持ち的にそう簡単ではないと思います。

当時の住まいに対する悩み

南向きのベランダから見える川の風景が好きで、「お気に入りの街路樹はあの子なの」と教えてくれた洋子さんはミドルシニア世代、パン屋さんに勤務しています。

必要なところだけ改装して数十年住んでいたその中古住戸は、頑張った分少しくたびれていました。特に北側の廊下側壁面は黒カビがひどく、もういっそのこと別のところへ引っ越そうかとも思っていたそう。

お子さんは巣立ち間近、ご夫婦で過ごすのになにか特別欲しいものがあったわけではなく、完璧を目指したいわけでもない。もし物件探しからするとなると、資金計画にも影響がある。そもそも、まったく違う街に挑戦したいわけでもない。自然と、この家でずっと暮らすのが楽だなぁと、気分よく妥協したいなぁと。

するとやはり気になるのが家のお疲れ感。どうにかしなきゃと、元よりインターネットで調べものをするのが好きだった洋子さんはパソコンに向かって「リフォーム」といった家づくりキーワードとともに情報を集めたそうです。

フルスケルトンでの改装を決断したその時

いつものようにインターネットで内装や家づくりの記事を見ているなかで、ふと目に留まったのがtoolboxのリノベーションパッケージ『ASSY』だったそうです。漠然と思い描くイメージが思うようにまとまらずフワフワしていた時に、ASSYの空間を目にして「これがいい!」とピンとクリアに。そして費用も現実的、これだ!とすぐにモデルルームの見学申込を済ませました。

ASSYは中古マンションを一度すべてリセットして新たに内装を仕上げていくフルスケルトン改装です。フルスケルトンと聞くとゼロから考える必要が?と心配も出てきますが、部分リフォームと違って既存生かし部分との調和に遠慮すること無く、むしろシンプルとも言えるかもしれません。あらかじめ内装材やパーツが決まっていることから、時間も労力もできるだけ最小限に進めることができるプランです。

後日訪れたASSYモデルルームでは、ベースとなる床壁天井の色味、特に天井のラワン材仕上げをとても気に入ってくださいました。そして、トグルスイッチハンガーバードアノブといった金属パーツが、今まで心のどこかにとどまっていた欲望をササーっと引き出したようでした。

toolboxで一番好きなもの、ミニマルシンクを洗面のメインに。