コーポラティブヴィレッジとは?
toolboxのグループ会社である「東京R不動産」が、東京都町田市で新たな住宅地づくりを進めています。
このプロジェクトは、暮らしのビジョンに共感する人たちが集まり、住み手自身が建物や住環境をつくる「コーポラティブヴィレッジ」という方法で展開されています。家の中の素材や間取りにとどまらず、敷地や環境、関係性まで、住み手同士で“編集”しながらつくっていく。toolboxにも通じる価値観が息づいたプロジェクトです。
実際にtoolboxの商品も内装に導入されることになっており、今後の展開ではもっと深く関わっていく予定。空間を自分の手でつくっていきたい人にとって、きっと楽しめるプロジェクトになるはずです。
目指しているのは、これからの時代の豊かさをつくること
このプロジェクトは、「これからの時代の、豊かな暮らしのつくり方を考えたい」という東京R不動産メンバーの思いからスタートしています。
必ずしも順風満帆とはいかなそうな、これからの社会や、高くなっていく建設費など、暮らしを巡る環境には明るい兆しが見えづらいですが、そんな時代だからつくれる豊かさがあるはず。そんなことを考える中で着目したのが、地域にある豊かな資源を自分たちで守り、育てることで、それを楽しめる住環境を手に入れる、というやり方です。
今回のプロジェクトでいえば、隣接するお寺には広くて気持ち良い森があります。それは放置すると荒れてしまいますが、人がときどき手を入れてあげることで、その心地よさを暮らしの中に取り入れることができます。
1軒の家でそれをやるのは、ちょっと大変ですが、集まって暮らせばそれが実現できるし、同じ価値観に共鳴する人たちで集まって暮らす楽しさも生まれる。そんなことを考えて動き出したプロジェクトです。
パートナーは、ちょっと特別なお寺
プロジェクトを一緒に進めているのは「簗田寺」(りょうでんじ)。こちらは一般的にイメージするお寺とはちょっと違う存在です。
音楽やアートなどのイベントが開かれ、定期的にマルシェなどの催しがあって、カルチャーや子育てを中心にした人のつながりもあります。そして何よりも、運営する人と楽しむ人、という垣根がなく、みんなが両方の立場をゆるく行き来しているのが魅力的。
新たに住み始める人も、自然にお寺や地域の活動とつながれる環境が整っています。
境内には「CONZEN COFFEE」という焙煎所や、ボタニカルショップ「花綵(はなづな)」、精進食堂「ときとそら」、宿坊、調香所などがあるのも特徴です。
地域とのつながりを大事に育てているところや、都心からも多くの人が通う開かれた関係性に東京R不動産のメンバーが惹かれ、お寺とのプロジェクトが動き始めました。
建築家のデザイン、だけど内装は自分で
気になる建物の設計は、今を時めく建築家、古谷俊一さん率いる古谷デザイン建築設計事務所。緑とつながる空間を得意としているだけあって、お寺の緑と呼応する街並みがデザインされています。
ポイントを押さえるようにtoolbox商品が使われている内装も、古谷デザインの設計。このままでも素敵な暮らしができそうですが、内装は自由設計なので好きなテイストや間取りでつくり込むことも可能です。
特に1階部分の土間は、趣味の部屋や小さなお店、来客用のスペースなど、自由に活用できる余白があり、暮らしに合わせて“編集”していく余地があります。
第2弾も計画中。toolboxが内装デザインを担当?
現在の6棟プロジェクトに続いて第2弾では、toolboxと東京R不動産でタッグを組んだ戸建てが計画中。toolboxが内装デザインを全面的に担当するモデルハウスの構想もあります。
どうなるのか……乞うご期待。
「建てられた家にただ住む」のではなく、「住む場所を、自分たちでつくっていく」。そんな感覚を楽しめるこの住宅地づくりは、toolboxの考え方に共感する人なら、きっと惹かれる要素が詰まったプロジェクトです。
参加に興味のある方は、東京R不動産のサイトもチェックしてみてください。
「簗田寺」(りょうでんじ)プロジェクト概要
所在地:東京都町田市忠生
価格帯:4,920万円~6,080万円(税込)
建物面積:81㎡~90.10㎡
敷地面積:97.90㎡~104.90㎡
詳細は東京R不動産のプロジェクトページをご覧ください
https://www.realtokyoestate.co.jp/rj/rd/
※現地説明会も定期的に開催中。詳細や参加申し込みは、東京R不動産のコラムよりご確認ください。