今回ご紹介するのは、賃貸ワンルームのリノベーション事例です。

ワンルームの賃貸を探すときに残念に思うことのひとつとして、小さくて使いにくいキッチンがあげられると思います。

空間が限られているからしょうがないのですが……それでもやっぱり諦めたくない……!ということで生まれたのがこの可動式のキッチンカウンター。

天板に使用している「オーダーキッチン天板」は1cm単位でサイズオーダーできるので、空間にあわせたサイジングが可能。買ってきた家具ではなかなかこんな風にはいかないですよね。

キャスター付きなので簡単に動かせることができるのもうれしいポイント。調理をしたりダイニングテーブルとして使うことはもちろん、窓際にもっていってデスクとして使ったり、キッチンとくつろぐ空間をゆるやかに仕切る間仕切りにしてみたり、アイデア次第でいろいろな使い方ができます。

キッチン自体も、水切りカゴを置くスペースがない分シンクの上に水切りラックを設置したり、ツールをかけられる「ハンガーバー」を設けたりと、小さくても機能的なキッチンを目指しました。

空間としてのまとまりを持たせるため、キッチンカウンターやキッチン周りの収納棚の小口は全て突板テープで仕上げています。それだけで素材感がでて、ぐっと親しみやすい表情に。

キッチン自体を大きくしなくても、このように作業ができる場を設けるだけで、使い勝手は大きく変わりますよね。

空間を何通りにも変化させることができるツール。実際どう使われるのか、想像するとワクワクします。

(ヤマキ)

関連する事例記事

雪見窓に縄すだれ、「見え隠れ」の空間設計。約60㎡に古民家の趣を創り出したマンションリノベ。
雪見窓に縄すだれ、「見え隠れ」の空間設計。約60㎡に古民家の趣を創り出したマンションリノベ。
日本の民藝や世界の手仕事、古道具を愛するご夫婦と、2匹の愛猫が暮らす住まい。都心のマンションのワンフロアに、古民家のような静謐な世界を実現しました。本物の石を使った扉や、流木で仕立てたキャットタワーなど、趣ある素材選びと、空間を完全に閉じすぎない曖昧な繋ぎ方によって生み出された、美しい陰影で魅せるリノベーション事例です。
家族の気配が行き来する 「おかえりカウンター」のある住まい
家族の気配が行き来する 「おかえりカウンター」のある住まい
家族が増えたことをきっかけに、約46㎡のルーフバルコニーがある住まいを購入したご夫婦。目の前に広がる眺望を暮らしの中に取り込みながら、家族それぞれの気配がゆるやかにつながる住まいへとリノベーションしました。
生活も家事も、1階で完結する暮らしに。料理好きの母のための親孝行リノベーション
生活も家事も、1階で完結する暮らしに。料理好きの母のための親孝行リノベーション
60代のお母さまがひとりで暮らす実家は、築30年の木造2階建て。洗濯もの干しと寝るためだけに急な階段を上り下りしていたのを、これから先も見据えて、暮らしの動線を刷新。1階で家事と生活が完結する住まいにリノベーションしました。
マンションの一室に本格茶室。「好きなことをして暮らしたい」を形にした、4人家族の趣味と生活が共存する家
マンションの一室に本格茶室。「好きなことをして暮らしたい」を形にした、4人家族の趣味と生活が共存する家
本格的な茶室に、壁一面の本棚、映画を楽しめるスクリーン、秘密基地のような子ども部屋に、寝そべりたくなる無垢の床。「実用性より、楽しいと思えるほうを選ぶ」を家づくりの指針にして、家族それぞれの“好き”を盛りだくさんに詰め込んだ、70㎡のマンションリノベーション事例をご紹介します。