ラワンをキーマテリアルに使った、toolboxの定額制パッケージリノベーションassy。
以前にもお部屋全体の様子を紹介したこの部屋を舞台に、今回は塗料技に注目してご紹介します。

躯体むき出しの壁にラワン合板の天井が印象的。assyの特徴の一つです。
レトロな雰囲気の赤ラワンですが、実はこれ「ワトコオイル」のミディアムウォルナットとチェリーとを1対1で混ぜて着色しています。最近は、シナか?というほど、白っぽいラワンも多いので、現場で着色することで統一感をだしています。

可動式の棚で仕切った奥の収納スペースは、「ウッドウォールパネル」のニレ・クリアタイプを壁とスライド扉に貼って。ラワンの天井、棚、ガラスの框戸は、全て同じワトコオイルの2色ミックスで着色しています。ガラスの框戸は、ヘムロック材。ラワンは、先に述べたように個体差多め。樹種違いも、個体差も、覆い隠して統一感をだせるのが、無塗装品をオイル着色で仕上げる際のメリットですね。

あ、このクローゼット上部の棚板もラワンをワトコオイルで仕上げてますね。クローゼットの中も「アイアンハンガーパイプ」のブラックで仕上げて。ピカピカのクローム仕上げのパイプが一般的ですが、この空間のシックなテイストにぴったりです。

天井のラワン貼りは、目透かし張りでグリッド感をだして。この照明は、引っ掛けシーリングに取り付けられる「メタルシーリングライト TYPE-A(シルバー)」天井高のない天井にもすっきりおさまります。この他にないインダストリアルな雰囲気もいいですよね。

キッチン回り。「オーダーキッチン天体」の天板は、23mm(旧仕様)という薄さ。他と同じラワンの棚板が横に並んでいますが、ステンレスの板が浮いてるようにしか見えません。「フラットレンジフード」のブラックと合わせて、軽やかに。

キッチン左下の青いワゴンは、スタイリング用に置いたアイテム。assyカタログにも登場するあの子です。
実はこれ、工具入れとして売っている黒くツルツルしたキャスターワゴンを「アイアン塗料」のダークブルーとチャコールグレーを混ぜて着色しました。マットでいい雰囲気。浅い引き出しは、仕切りのケースを使ったら、カトラリー入れや小皿の収納スペースとしてもちょうどよさそうです。

古い記事を探してみたら、ワゴンの塗られる前の懐かしい姿の写真がありました。このコラムに映っている黒いワゴンが、この子の当初の姿です。ワゴンもリノベーション。

リビングに向かうガラスの框扉は、ヘムロック材という樹種で出来ています。こちらも他と同じワトコオイルで着色。

マットな質感の扉にいぶし銀のごとく輝くのは「船舶ドアパーツ レバーハンドル フィン 空鍵」。
船舶向けに長いあいだ作られている業務用金物で、グリップエンド(持ち手の先端)が「クッ」とカーブしているのは、船が揺れている時に握りやすくする機能によるものなのだとか。

来客が訪れるたびに、いちいちウンチクを語りたくなります。

施錠したいトイレには、同じ「船舶ドアパーツ レバーハンドル フィン 表示鍵」タイプを。
こちらの扉は、「オーダーフラッシュドア」のラワンタイプに、ワトコオイルで着色しています。

先ほどの扉と樹種は違っても同じ雰囲気に。これなら、廊下越しに扉が並ぶような空間でも違和感なしですね。

同じラワンをキーとした世界観は、洗面所にまで。狭い変形のスペースを有効的に使って、ラワンのカウンターと棚を作り付けました。棚板は、収納量によって後から追加できますね。

カウンターにはめ込んだシンクは「ウェルラウンドシンク フレーム450 壁付け」。マットなラワンのカウンターに、ツルっとした白いシンク、ちょっとレトロな雰囲気の縁のバランスもよいですね。鏡は「古材の洗面ミラー」を合わせて。

ラワンは、ホームセンターでも手に入りやすい材料ですが、仕上げ材として使うには一手間加える必要があります。今回使った混色できるのが魅力のワトコオイルや、ムラのあるエイジング感を出したい時はBRIWAXで仕上げる手も。

木部用塗料を使いこなして、欲しい雰囲気を手に入れてください。

今回のお部屋の全体紹介の記事はこちらです

(来生)