今回ご紹介するのは、ショールームに何度も通い、こだわり抜いてパーツ選びをされたお客様の事例です。

カラーはホワイトを基調とし、素材はシナや針葉樹系フローリングで作られたさわやかなキッチン空間に使われているのは、シンク前に『溶融亜鉛メッキの把手』、『ニッケルサテン水栓』、そして『キューブ型レンジフード』。

白い冷蔵庫の奥には『オーダーフラッシュドア シナ』が使われています。

キッチンの後ろを振り返るとリビング空間。こちらも同じトーンでまとまっています。

お話を伺った時は、すでに施工が進んでいて、本当ならば早くパーツを選んでしまわねば、という状況でした。

でも、自分が作りたい空間にこのパーツはハマってくれるんだろうか?調和を乱さないだろうか?と、何度もショールームで商品を手に取り、頭の中のイメージと重ね合わせてシュミレーション。

把手などのパーツは移動させて、ショールームにあるシナ材の商品にあててみたりと、かなり検討を重ねておられました。

キッチンから玄関に向かった写真。

こちらは玄関からキッチンへ。

玄関の床に使われているのは『土間タイル ホワイトグレー』。
(※こちらは仕様変更前の販売終了品です。)

白い土間タイルと、キッチン床のダークトーンの切り替わりが気持ちの良い玄関です。

玄関の収納扉にもシナ材が使われていて、『木のつまみ』がちょこんと可愛らしいアクセントに。

リビングの奥は寝室。

コンパクトながらも、使う素材やトーンが絞られているので落ち着いたテイストになっています。

扉は設けずに袖壁でベッド部分を仕切っているので、緩やかな繋がりで圧迫感がありません。でもお休みするのに、この袖壁が生み出すこもり感がちょうどいい。

照明のほの暗さも心地よいですね……!

こちらは洗面スペース。

ミラー奥のカラーが鮮やかに、気持ちよく目に飛び込んできます。そんな空間には細身のシルエットが美しい『壁付セパレート混合水栓』が使われています。

工事が始まると、バタバタと決めないといけないことに追われてしまいますが、しっかりとイメージをされていたからこそ、細部にも向き合いできた「好きな家」。

たくさんショールームでお話いただき、お写真で完成を見たときはとても嬉しかったです!

素敵な事例をありがとうございました。

(サコ)

株式会社 HandiHouse project / ハンディハウスプロジェクト

合言葉は『妄想から打ち上げまで』。
設計・デザインから工事のすべてにおいて、施主も一緒に参加して作っています。
家づくりが趣味になれば暮らしも豊かになる。そんな思いで活動している建築家集団です。

株式会社 楽工隊(racco隊)大石義高

トヨタのクイックデリバリーで車中泊生活をしながら、現場から現場へと渡り歩いて、住宅や店舗などの設計施工を行う建築デザイナー。建築家集団・HandiHouse projectのメンバー。
https://www.instagram.com/mxrxkxw/

  • 写真の「壁付けセパレート混合水栓 洗面用 クローム L178」は仕様変更前のもので、現在販売しているものとは仕様が異なります。

関連する事例記事

沖縄の素材で蘇った、築年不詳の古民家宿
沖縄の素材で蘇った、築年不詳の古民家宿
沖縄県名護市にある、古民家宿「TaaCH」。築年不詳のこの古民家は、長らく放置され、廃墟のような状態でしたが、リノベーションによって新たな息吹が吹き込まれました。
これで50㎡?面積以上の広がりを感じられるリビングテラスのある賃貸住宅
これで50㎡?面積以上の広がりを感じられるリビングテラスのある賃貸住宅
ファミリー向けに、長く暮らしていけるようにとオーナーの思いが込められた賃貸物件。間取りや仕上材など、住み手の暮らし心地が考え抜かれていました。
いつまでも愛せる、マイ・トラッドスタイル
いつまでも愛せる、マイ・トラッドスタイル
「家づくりをする」となったら。流行のデザインや、掃除やお手入れなどの機能性も気になるところですが、住まいに求める心地よさの本質はそれだけではないはず。「長く愛せる空間」をテーマに掲げ、自分たちが心から好きだと思えるものを取り入れて空間づくりをした、30代ご夫婦の住まいをご紹介します。
北欧デザインが馴染む、洗練されたクラフト感
北欧デザインが馴染む、洗練されたクラフト感
北欧家具や北欧デザインの器などの背景としてフローリングやタイルが活きた、マンションリノベーションの事例。ムラのある表情が特徴的な建材が空間にまとまりをつくっています。