タイルって一片だけでも手のひらに乗せて眺めていたくなるような、魅力のある素材だと思うんです。何かを作った時に余ったものや、少しだけ手に入れたもの……どんな風に使おうか、考えるのはとても楽しいひとときですよね。

今回は、そんなタイルを使った素敵なアレンジについてお届けします。

一目見て「なんてかわいいキッチン……!」と胸がときめいてしまったこちらの事例。

お子様用のおままごとキッチンの背板部分に貼ってあるのは『水彩タイル50角シエナ』です。こちらは、洗面スペースで使用した際に余ったものを使って作られたそう。

元々空洞だった背板の部分に、木工用ボンドで「水彩タイル」を貼り付けた板を取り付け、固定されたそうです。

「簡単にできましたが、とても雰囲気の良いおままごとキッチンができて親子ともに大満足です。水彩タイルの淡い色合いが優しく温かみがあるので、インテリアとしてもおままごとキッチンに愛着が湧いています。」

お客様からいただいた感想にほっこりしてしまいました。

パーケット模様の床や、木を使った空間の中で、最初からその場に置かれていた様になじんでいます。小さな面積でもタイルの質感が加わるだけで、家具のように見えてくるのが不思議です。

続いて、お揃いの「水彩タイル」を使っていただいた洗面スペースも覗いてみましょう。

こちらでは『棚付きボックスミラー ラワン』『真鍮タオルハンガー』と一緒にコーディネートしていただいています。

同じタイルでも、ラワンや真鍮など組み合わせるアイテムを変えるだけで、大人っぽいシックな表情に変化するのも面白いですね。

先程のおままごとキッチンでは目地がない貼り方でしたが、白目地が入るとタイルの色味がよりはっきりと見えてきます。

愛着のあるアイテムに囲まれて、心地よく身支度ができそうな洗面スペースです。

思わず顔がほころんでしまう様なアイデアとお写真、ありがとうございました。

こちらのお客様のInstagramではお家づくりの様子や、好きなものに囲まれた暮らしがご覧いただけます。

紹介している商品

WL-TL009-01B-G141
¥8,500/㎡
KB-AC018-04-G141
¥40,500
KB-AC009-02-G141
¥4,840
テキスト:岩崎

関連する事例記事

間取りは変えずに“居場所”を増やす。ひとり時間もふたり時間も心地よい、夫婦ふたりの「これから」に寄り添う家
間取りは変えずに“居場所”を増やす。ひとり時間もふたり時間も心地よい、夫婦ふたりの「これから」に寄り添う家
3階建ての家での暮らしが徐々に負担になり始めたことから、東京から実家近くの京都への移住を決めたお施主さま。新たな拠点として選んだのは築33年のマンション。暮らしやすさや素材選びを軸に、”お気に入りの居場所”を散りばめた住まいには、無理なく心地よく暮らせる工夫が詰まっていました。
「何から始めればいいの?」対話を重ねながら、自分の好きを紡いでいった住まい
「何から始めればいいの?」対話を重ねながら、自分の好きを紡いでいった住まい
足を踏み入れた瞬間、「きっとこの家に住んでいる人は、家で過ごす時間や、自分たちにとっての心地よさを大切にしながら暮らしているんだろうな」そんな空気がふわりと伝わってくる住まいがあります。今回ご紹介する住まいは、まさにそんな佇まい。住まい手の好みがじんわりにじみ出る、穏やかな空間が広がった戸建ての事例です。
築28年戸建ての1階リノベ。玄関・洗面・LDK、家族の暮らしのベースになる場所を心地よく整える
築28年戸建ての1階リノベ。玄関・洗面・LDK、家族の暮らしのベースになる場所を心地よく整える
4人家族が暮らす2階建ての住まい。「これからもずっと住み続けられる、思い入れのある家にしたい」と考えるようになり、家族の暮らしに合わせて1階部分をリノベーションしました。
ほぼ解体なし、在宅工事で2週間。“台所”の痕跡を残した戸建てのキッチンリフォーム
ほぼ解体なし、在宅工事で2週間。“台所”の痕跡を残した戸建てのキッチンリフォーム
ツールボックス工事班|TBKが設計施工を担当させていただいた、ダイニングキッチンの収納力増大と、使い勝手にフォーカスしたリフォーム事例です。