床に座ってしまうもの
床に寝転びたい。できればゴロゴロしたい。ソファがあっても気づけば床に座ってしまう。
そういうものです。日本人のDNAですから仕方がありません。
ならばいっそのことリビングの一角に畳コーナーを設けてはいかがでしょう。DNAが解放されるはずです。
フローリングになじむ
とはいえ、別に部屋を和風にしたいわけではないですし、フローリングの部屋に突如畳が表れても違和感があるかも。
ですが、こちらの置き畳、実は和紙でできています。いかにも畳ではなく空間に馴染んでくれるのです。
和紙を「こより」のようにして編まれており、布のような風合いです。
もうひとつこの置き畳の特徴を。畳の端部に注目してください。角が無く斜めにカットされているのです。
通常、置き畳は角が出っ張っているのですが、これだとどうしても唐突感があるというか、いかにも置きましたという感じに。けれども、こちらはなめらかにフローリングから畳へと流れていく。この細かなデザインがなんとも憎い。あと角が出っぱっていないので、つまずきません。端部を踏みつけても痛くありません。走り回るお子さんにも、年配の方にも安心なのです。
飛び回っても響きません
さらに置き畳の嬉しいポイント。これは写真のKさんがおっしゃっていたのですが、「息子がはしゃぐドタバタとした音が気にならなくなった 」とのことなんです。
確かに床にクッション性があるので、音が出ませんし、下階の人にも気を使わなくてすむ。
お子さんがおもむろにオモチャを床に投げつけたり、電車をガーガー走らせたり。思わぬ騒音を引き起こしても、それをダメと言わずに、思いっきり遊んでもらう環境を作ってあげるほうが、伸び伸び育ってくれそうですし、ここならOKというメリハリを覚える訓練にもなりそうです。
あと、個人的な意見ですが、遊び場だからと言って、いかにも子どもっぽい柄や色のマットを敷くのは、空間のデザインをめちゃくちゃにしてしまう。そんなところも含めて、大人にも嬉しい息子の遊び場になると思います。