軽々と取り入れられる重厚感。

削りだした岩盤

石でもなく、岩でもなく、岩盤と呼ぶにふさわしいその力強く重厚な存在感。

遥か遠くの惑星から掘り出したような未知の表情。

ただ裏を返すとアレっ? と驚く厚さ2mmもない薄いシート。

驚きのこの建材は、地上の岩盤をうすーくうすくスライスし、特殊技術によりシート状にした建材です。それでも表面はちゃんと天然石を使用しているので、一枚一枚表情が違いまた凹凸がしっかりとあるため、プリントでは絶対に表現できない石の質感があります。

要するに、天然石がシートになりましたという事なのです。

まるで遠い惑星の地表のようなその表情。

本物の石を使っているからこそ出せる、一枚一枚異なる質感。

これまでなかった施工性

うすーくうすくした結果、これまでの石貼りではできなかった色んな事が可能になりました。

ボンドで接着できるという意味ではこれまでの石材と大差ない部分もありますが、なにせ厚さが2mmもないシートなので圧倒的に軽い。そのため高く積み上げるように貼っていくこれまでの石材に比べ、特に高い位置での施工が容易でしかも安全。極端な話、天井に貼ることもできます。

また、弾力性のあるシートを裏打ちしているため、このスライスストーンは曲がります。よって、円柱やR面への接着が可能となりました。

弾力性が成せる妙技!

そして更にはこの石のシートはハサミやカッターで切断可能。

本当に薄く軽いため、クラフト用紙感覚で保存、加工ができるという事が最大の利点です。

特別な道具が必要なく、カッターで切断できます。

石を遊んでみる

上記の特徴から、単に壁面への装飾のみならず、これまで容易に取り入れられなかった箇所への石貼りができるようになりました。建具やキッチンの扉の石貼りはもちろん、家具やボックス棚など色んなものを石化させてみる。

絶対あり得ないレンジフードを石のレンジフードに、コンクリートの梁を石の梁に。内装に関わらず、石の入れ物を作ってみてもおもしろそう。と、シート感覚で「貼れる」となると途端に妄想が止まりません。