TOOLBOXの一員となるための、最初の一歩

2022年4月、私たちは株式会社TOOLBOXの初めての新卒として入社しました。

入社前から沢山の先輩方と交流する機会は頂いていましたが、それでもやはり、入社初日はとても緊張していたのを覚えています。

そんな私たちがはじめの1週間に取り組んだのは、外部講師の方を招いての研修プログラム。そこで、社会人として成長していくための心構えや、基本的なビジネスマナーを、様々なワークを通して学んでいきました。

 

ビジネスマナーの実践として、取引先の企業さんにインタビューに向かうことに。

「業界未来予想図とTOOLBOXの存在意義」をテーマにプレゼンテーションを行うのが、この1週間の私たちのゴールです。インタビューの内容をもとに2人で協力して資料を作成し、講師の方と代表の方に向けてプレゼンテーションを行いました。1週間という短い期間でしたが、とても濃密な時間を過ごしました。

このようにインプットだけでは終わらずに、実践を通したアウトプットをすることで、本来の仕事の取り組み方を学び、気付きを得るのがTOOLBOXのオンボーディングプログラム。実践的な内容でハードルが高く感じるものが多く、そのレベルは少しずつ上がっていきました。

次のステップとして取り組んだのは、「他社商品リサーチ」というプログラム。競合商品を調査しtoolboxの強みや特徴を知ることが目的です。2人で協力・分担して調査し、資料にまとめ、先輩方にプレゼンテーションを行いました。

ここでは、「これを調べてね」といった具体的な指示はありません。自分達で調査する会社からプレゼンテーションまでの作業計画を立てて、主体性を持って取り組みました。具体的には、規格品やオーダー品、素材の違いや価格帯の違いなど、バリエーションを持たせて調査をしました。

実はTOOLBOXで働いていく上では、この主体性がとても大事になるんです。言われたことをこなすのではなく、自分に何ができるかを考えて行動する必要があり、その姿勢は今後も常に持ち続けなければいけません。

少し前までは学生で、講義などを受け身の姿勢で過ごしてきてしまった身としては、この主体性を持った行動をとることがとても難しく、社会人と学生の違いを感じました。

お客さま対応で大切なことは、想像力と寄り添う姿勢

TOOLBOXで働いていくための心構えや知識を学びながら1ヶ月が過ぎた頃、「メール返信業務」「電話対応」「ショールーム研修」といった、お客様対応の仕事が始まりました。

全ての仕事を通じて大事になるのは、相手の状況をしっかりと把握するということ。同じ商品でも、使う場所、施工する人はそれぞれなので、お伝えできることは一人一人変わってきます。例えば、お問合せメールに返信する際は、お客様への説明のためにショールームで写真を撮ったり、図面を描いて送ったりと、一つ一つ丁寧に対応していきました。このように、お客様に寄り添う姿勢が大切で、信頼に繋がっていくのだと感じました。

そんな返信メールも、先輩からの修正箇所が少しづつ減っていって、ちょとした成長を実感できたり、お客様からメールが返ってきたりと、嬉しいことも沢山ありました。

お客様の状況を把握し、一人一人に必要な情報をお伝えすることで、多くのお客様の家づくりが少しでも前に進むようサポートすることが、私たちの役目なんだと学びました。

伝えることの難しさ。「説得力のある言葉」はどこから来るのか

続いて取り組んだのは、「商品企画」です。1つの商品を自分達でセレクトし、サイトにアップし販売するまでを担当しました。普段先輩たちが行っている、実務的な仕事を任せてもらえることに驚きもありつつ、責任の重大さも感じました。

はじめに取り組んだことは、新商品の企画書を作成し、先輩たちに発表すること。同じカテゴリーの商品が世の中に沢山ある中で、担当した商品にしかない魅力は何か、どんな人・空間に使って欲しいかを考えました。

ここで僕たちは大きな壁に直面しました。考えを文章にして伝えることが、とても難しかったんです。

僕たちは最初、「空間に馴染む〜」や「シンプルな〜」といった当たり障りのない言葉を使って商品の魅力を伝えようとしていました。

ところが、先輩たちからは「馴染むってどういうこと?」「シンプルだとどうなるの?」といった質問が容赦なく飛んできます。上手く答えられないことが沢山あり、僕たちは商品について、実はそこまで深く考えられていないんだと思い知らされました。一つ一つの言葉にしっかりとした考えが求められるtoolboxにおいて、そこを深く考えることができるようになって初めて、商品の魅力を伝えることができるんだと学びました。

なんとか企画書を作成すると、いよいよ発表の時間が訪れました。代表の荒川を含めた全スタッフに対して、商品の魅力を自分の言葉で伝えました。発表のあと、荒川から「素敵だねって言ってもらうことは簡単。買いたい!と思ってもらえるかが重要で、それが難しいんだよ」とコメントをもらい、素敵な表現をすることだけが魅力を伝える方法ではないんだと、新たな気付きを得ることができました。

振り返ってみると、入社して3ヶ月にも満たない新入社員がプレゼンテーションをし、フィードバックをいただける環境ってなかなか無いのではないでしょうか。私たちもtoolboxの一員として働いているんだという実感や責任感が、より一層強くなったように思います。

目で見て耳で聞いて、現場見学は学びの宝庫

「商品企画」と並行して、「現場見学」も始まりました。

現場見学では、toolboxの施工物件の解体から工事完了まで、何回も現場に足を運び、空間が生まれ変わっていく過程や、実際にtoolboxの商品が使われている姿を見ることができました。

現場で動いている方々の邪魔にならないよう、掃除や差し入れなど、私たちにもできることをしながら、職人さんの動きや、前回からどう変わったかを見たり、現場でのやり取りに聞き耳を立てて、学びを得ていました。

この現場でのやりとりは、とても緊張感のあるものでした。例えば配管の位置が想定と違った時に、現場での判断で設計が大きく変わることもあります。そういった想定外にも対応できる知識と柔軟性、判断力などが必要になるんだと学びました。

そして現場見学の最後には、完成後の空間を見ることができました!

実際に足を踏み入れた際に、純粋に「ここで暮らしてみたいな」と思いました。そう思えたのは、toolboxの空間事業が、これから住む人の暮らしに対して、楽しさや豊かさをもたらすことを目的として進み続けているからなのだと思いました。

6ヶ月間にわたるオンボーディングのレポートは、まだまだ続きます。 後編もぜひご覧ください。

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