屋外と家の中を繋ぐ窓辺。外の日差しや空気、時間と共に移ろう景色を楽しめて、窓を開ければ外の風と音が入ってくる。縁側など、昔からこの空間を楽しむ習慣があるように、家の中でも一番心地の良い場所なのかもしれません。

それでも「引っ越してカーテンを取り付けただけ」と、意外と手付かずで、過ごす居場所として活用できてないことも多いのではないでしょうか?

今回は、自然と人が集まり、窓辺を過ごす場所として堪能するアイデアや、外との距離を近くする窓周りの手立てをご紹介します。

ソファベンチやヌックをプラス。リビングのような居心地をつくる

腰掛けて、外の景色を眺めながらゆっくり過ごす。リビングのように寛げる場所に仕立てた窓辺たち。

家の中にはいくつも窓があります。そんな窓辺を居場所として点在させれば、家の中での過ごし方も広がります。

case1 ソファースペースにルームテラス。過ごし方で選べる、とっておきの窓辺

写真提供:Camp Design inc.

2箇所の窓辺それぞれを過ごせる居場所にした家。

腰高窓のコーナーには、ベンチソファを設置。寝転べるサイズなので、外を眺めながら読書をして昼寝……最高の休日が過ごせそう。ポリカーボネートと木枠の内窓は、室内側の建具と見た目が揃うだけでなく、温熱環境も快適にする仕様。

一方、ベランダへと繋がる掃き出し窓側には、ルームテラスを設けて。グリーンを育てたり、テーブルを出してお茶や朝食を楽しんだり、引き戸を開ければひと繋がりの空間としても使えます。

今日はどちらの窓辺で過ごそうかな?と、家で過ごす楽しみが広がりそうです。

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case2 ぽかぽかと日差しの差し込むヌックスペース。リブパネルで窓周りをフレーミング

「北欧では“ヌック”というほっこりするスペースがあるらしい」奥様の一言がきっかけで、リビングの一角に腰掛けられるヌックスペースをつくった事例。

ヌックの中は「クラシックリブパネル」で装飾。窓からの光によって、陰影がより際立つ素材は、南向きの窓辺に相応しいセレクトです。

リビングで過ごす中で、常に目に入る場所。スクリーンのように四角く切り取られた窓辺はそこで過ごす人だけでなく、それを眺める人にとっても穏やかな時間を与えてくれます。

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こんなアイデアもあります!

既存の掃き出し窓が2枚並んでいるお家では、あまり出入りをしない窓があるかもしれません。ベンチやデスクとして使ったり、足を窓外に投げ出して縁側のように過ごしたりと窓辺の使い方を広げるアイデアです。

掃き出し窓にベンチを添えて、窓辺をリメイクしてみた
掃き出し窓にベンチを添えて、窓辺をリメイクしてみた
ちょっとコンパクトなリビング空間。掃き出し窓の手前まで“居場所”として有効活用できるようにしたい!ということで、窓辺にベンチをつくってみました。

土間やインナーテラスにウッドデッキ。床材の切り替えで半屋外に仕立てる

家の中と外の境界である窓辺。足元の素材を一部切り替えることで、屋外の気持ちよさを部屋の中に取り込むことができます。

天候や花粉などの影響を受けにくい、多目的に楽しめる窓辺の活用術をご紹介します。

case1 外の色彩も綺麗に映す、赤茶色の半艶タイル。サンルームのようにも使えるテラス

写真提供:Camp Design inc.

大きな公園に面したマンションの一室。掃き出し窓側のリビングの足元には、赤茶色のタイルが使われています。

窓辺にインナーテラスをつくった事例は多く見かけますが、艶あり濃色のタイルを使っているのが新鮮な印象です。光だけでなく、木々の緑や青空など景色も映り込む様子も、屋外との繋がりが感じられて良いですね。

赤茶色のタイルはソファスペースの正面にも続いています。少し奥まった場所にはハンガーパイプが設置されていて、室内干しスペースとしても使えるように。

植物のお世話をしながら日光浴をしてみたり、外を見ながら洗濯物を片付けたり外との距離が近くなる窓辺の使い方です。

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case2 ウッドデッキと繋がる縁側で、家の中と外の境界を曖昧にぼかす。

眼下に東京の街が一望できる、開けた眺望が魅力の家。大きな掃き出し窓が2枚並ぶ面には、窓辺に縁側を造作。窓の外のウッドデッキも同じ素材を使い、室内の床が続いていくような、曖昧な境界をつくり出しています。

ウッドデッキに足を伸ばして夕涼みをしたり、ゲストが多い時にはリビングの土間を向いて腰掛けられる小上がりのように使ってみたり。ベンチとは違い、物を並べてディスプレイスペースとして使えるのも良いですね。

実はこのレベルをあげた縁側の中はエアコンやガス管が配管されていて、それを隠す役割も担っています。

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こんなアイデアもあります!

既存の床を壊さずに、上から土間タイルを貼るアイデア。こんな方法なら大掛かりな工事なくDIYでインナーテラスが手に入ります。

「土間タイル」を貼って、観葉植物を育てる“インナーテラス”をつくってみた!
「土間タイル」を貼って、観葉植物を育てる“インナーテラス”をつくってみた!
「植物を集合させてたっぷり愛でたい」「土や水の汚れを気にすることなく家の中で作業をしたい」。植物が増えていく中で、むくむくと湧き上がってきた思いを叶えるために、室内に土間をつくってみました。toolboxスタッフ三上による築古戸建の実家アップデート、第11弾です。

ブラインドや内窓で、木の要素をプラス!窓辺インテリアの楽しみを広げて

外部サッシの見た目が気に入らなくても、共用部だから変えられない……。部屋づくりの中でそんな悩みを抱えているなら、内側から窓を覆ってしまうのも手です。

特に木素材は、素材感のある背景としておすすめ。家具や照明、オブジェなど、窓周りも「自分の部屋」として設える楽しみが広がります。

case1 外の喧騒から距離を置く、木のインナーサッシ。外部サッシが温かみのあるインテリアに

都心の高速沿いにあるワンルーム。外の喧騒から少し距離を置けるよう、インナーサッシを取り付け外音をやわらげました。

枠にヒノキを使った木製のインナーサッシは、近くで過ごしていても寒々しい印象がなく居心地が良さそう。窓辺のインテリアや、窓周りを飾る楽しみを広げてくれます。

掃き出し窓の上には、ハンガーパイプを設置。植物をモリモリ吊るしたり、お気に入りのファブリックや服をかけたり。ふと窓を見たくなる、そんなゆるい心地よさのあるリビングです。

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case2 ウッドブラインドを家具やアートの背景に置く。

リビングの一角にL型に配置された腰高窓。リビングで常に視界に入ってくるこの一角にウッドブラインドを使って素材感のある背景をつくり出しました。

手前に並べたグリーンや陶器のアートをより鮮やかに見せてくれます。窓の前に並んだガラスのオブジェも光を華やかに見せてくれています。

オブジェを並べる台にもなっているのが、艶のあるタイルで装飾されたバイオエタノール暖炉。マットな木素材の中で際立つ光沢が、空間に奥行きをもたらしています。

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「窓辺をデザイン」のアイデア、 imageboxで見つけよう!

さまざまな空間事例や、「使用アイテム情報」を紹介している『imagebox』。

今回ご紹介した以外にも「窓辺をデザイン」のタグからユニークなアイデアたちを見ることができます。空間づくりの参考にぜひご覧ください。

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テキスト:岩崎