- おかゆと侮るなかれ。優しくてボリューミー、広東風中華粥ランチ「Rice meals FoTan」
- 古民家で味わう、カレーとカレーのフュージョン「スパイスカレーまるせ」
- 内装でワインを飲む。ランチから夜カフェまで楽しめるレストラン「ンケリコ」
- アンティーク家具・雑貨に囲まれて、絶品ティラミスを頬張る「HOOD by Vargas」
- 常に新しい出会いがある。大阪のファッション発信地「IMA:ZINE」
- 服づくりの熱量を浴びる。季節の装いを提案するセレクトショップ「itocaci」
- お花と照明、和室のマリアージュに魅せられる、畳のお花屋さん「shiromimiryu」
- 旬の食材に多国籍のエッセンス。カジュアルな立ち飲み屋「Japoni」
- 日本酒を自分で注ぐ!アテと会話でお酒が進む「日本酒食堂SO-KEN」
toolbox大阪ショールームがある大阪・中津。梅田駅から徒歩圏内、新大阪駅からも3駅とアクセスがよく、大阪万博会場の夢洲駅からも40分ほどで来られます。
大都会と隣り合わせなのに、昔ながらの景色が広がる中津は、徒歩圏内に魅力的なお店がひしめき合っている穴場エリア。
古民家を改修したお店も多く、インテリアやリノベーションのヒントもあちらこちらに。そんな中津の魅力を感じてきたtoolboxスタッフが、おすすめしたいお店をコメントとともにご紹介します!
おかゆと侮るなかれ。優しくてボリューミー、広東風中華粥ランチ「Rice meals FoTan」
大阪・中津の空気感を感じにぜひ通っていただきたい「中津商店街」。昭和の趣を存分に残しつつ、新しいお店も数多く存在するこの商店街にお店を構えるのが「Rice meals FoTan」さん。
無添加にこだわった広東風中華粥ランチをいただけるお店です。
イチオシは「中華粥口福セット」。お好きな中華粥と、豆花(トウファ)、自家製焼売、揚げワンタン、ザーサイがセットになったボリューミーなセットメニューです。中でも人気なのは、あさりのお粥に卵トッピングだそう。
あさりの出汁が存分にでたお粥は優しく身体に染み渡ります。お粥というと薄味なイメージがあるかもしれませんが、あさりの旨味と塩味のバランスが絶妙で食べ応え十分。量もしっかりあるので、お腹いっぱいになれます。ザーサイやラー油、パクチーなどの味変も堪能あれ!
リノベーションした店内は、ラーチ合板でカウンターや階段がつくられていてラフな雰囲気。壁面のイラストやペイントも可愛らしく待ち時間も楽しく過ごせます。
2階には、toolboxのアイテム『チェッカーパーケット』を発見!検討中の方はぜひ2階のお席へ。

暑いのに温かいお粥って、と思いますよね。私もそう思ったのですが、店内はしっかり冷房が効いているので温かいお粥がちょうど良いバランスなんです!せっかくなら、FoTanさんオリジナルの黒米コーラもぜひ。スパイスがしっかり効いた、ちょっと贅沢なコーラ。ちょいとガツンといきたい時には、変わり種・ルーロー粥もおすすめです!
古民家で味わう、カレーとカレーのフュージョン「スパイスカレーまるせ」
大阪メトロ御堂筋線の中津駅にほど近い「スパイスカレー まるせ」さん。古民家をリノベーションした店内で、本格スパイスカレーをいただける人気店です。
ランチでは、4つのカレーから好きな組み合わせを選んであいがけ盛りのカレーをいただけます。
イチオシは、4種のカレーにフライドエッグが乗った、「全のせフィーバー盛り」。名前の通り、ボリュームもフィーバー!腹ペコさんはもちろんのこと、迷うなら「フィーバーで!」。
ランチカレーのラインナップは、大きな豚バラが入ったカレー、インドと日本の中間くらいのチキンカレー、スパイスとミントが効いたキーマカレー、爽やかで辛口なグリーンカレー。
それぞれに個性がありパンチが効いたカレーは、単体でもよし、混ぜてもよし。辛ければ黄色いダルカレーでマイルドに、辛味が欲しければオイルを垂らして。好きなように、わんぱくに食べるのが楽しい一皿です。
店内は、歴史を感じる木造の梁や昔ながらの建具・照明など懐かしい雰囲気に、アジアンテイストがミックスしたテイスト。古民家や和室改装の参考になりそうです。
個人的にはタイグリーンカレーが抜群に好みでした。レモングラスの香りに、爽やかな辛味が美味!その上、ごろっと入ったパプリカやナス、タケノコなどの野菜の味が濃く口の中で弾ける!パクチーをのせたらもう気分はタイランド。嫌になるほどジリジリと暑い夏ですが、夏らしい食べ物に出会うと心躍りますね。夜も営業しているので、次は夜にビールとともにカレーをいただきたい!
内装でワインを飲む。ランチから夜カフェまで楽しめるレストラン「ンケリコ」
「中津商店街」を歩いて行くと見えてくる、瓦屋根とガラスのパッチワークの可愛らしいお店。猫の看板が出迎えてくれる「ンケリコ」さんは、ご夫婦で営む、季節の野菜を使ったお料理と自然派ワインのお店です。
平日は17時から。土日祝は12時から通しで営業されているので、ランチタイムを逃してしまった方にも優しいお店はありがたい!
メニューはその時々で、季節の美味しいものたちが並びます。ランチでもワンドリンク制なので、もう昼からワイン、飲んでしまっては?
驚くのは、内装はそのほとんどが手作りであること!天井や壁面の塗装、商店街側のガラスのパッチワーク、うねうねとしたコンクリートのカウンターも!その道のりは、「ンケリコができるまで」というアルバムにまとめられており、自由に見ることができます。「これも自分たちでやったの!?」と衝撃の連続でした。
内装をつまみに、美味しい料理とお酒を楽しむにはぴったりのお店。時間にゆとりのある日にぜひ訪れてみてください。

天井に浮かぶ大きなクジラや、分厚いタイル張りのトイレの扉。外からじゃ分からない、こんなワクワクした場所があったなんて!と終始目がキラキラ状態でした。私自身あまりワインに詳しくないのですが、美味しいお料理にピッタリなワインをペアリングしてもらえるので、安心して楽しめました。帰り際にはンケリコさんのオリジナル手拭いをちゃっかり購入。Tシャツも可愛かったなあ。
ンケリコ
住所:大阪府大阪市北区中津3丁目16-11
定休日:不定休
営業時間:
平日17〜23時(22時L.O)
土日祝12〜23時(22時L.O)
お休み、メニューはInstagramをご確認ください。
アンティーク家具・雑貨に囲まれて、絶品ティラミスを頬張る「HOOD by Vargas」
大阪メトロ中津駅近くのカフェ「HOOD by Vargas」さん。アンティークの家具や雑貨が彩る店内は落ち着いた雰囲気。ショールームを見学した後や、中津の街を散策して疲れたらぜひ立ち寄っていただきたいカフェです。
名物は自家製ティラミス。季節のフルーツのトッピングが人気だそうで、この日は桃やピオーネがありました。なんという贅沢なスイーツ!
ドリンクは、ハンドドリップコーヒーやカフェラテ、チャイラテ、ジュース類など豊富なラインナップ。
店内にはアンティークの家具や照明、雑貨がずらりと並び、飾り方の参考にもってこい。至る所に設置された棚を見ていると「ここに板をつけるだけで、こんな素敵な棚ができるんだ」なんて、DIYのインスピレーションも浮かんでくるかも。
普段「本日のコーヒー」というメニューにあまり期待することはないのですが、すっきりとしながらも酸味が強すぎないコーヒーが好みにドンピシャ!スイーツといただくとコーヒーが先になくなりがちなコーヒー党の私ですが、大きめのマグでいただけて配分もぴったり。内装が気になって常にキョロキョロしながら、良いカフェ時間を過ごせました。内装をつまみに、コーヒー。いかがでしょう?
常に新しい出会いがある。大阪のファッション発信地「IMA:ZINE」
関西発信のカルチャー雑誌「CAZICAZI(カジカジ)」の元編集長が立ち上げた、アパレルショップ「IMA:ZINE(イマジン)」さん。自らを“エディトリアルショップ”と名乗る同店は、雑誌を読んでいるかのように、思いがけない出会いがあるお店です。
2階に併設されているギャラリー「IMES」では写真展やアート展などを開催しているので、アパレル以外の出会いも楽しめます。
天井が高く開放的な店内は、大きな丸い鏡がインパクト大!服を中心に、キャップ、アクセサリー、バッグなど様々なアパレルアイテムが並びます。
スポーツウェアやUSEDもあったりと、テイストやブランドが程よく混ざっているので、「今まで手に取ったことがないようなアイテムが意外と好みだった!」なんて偶発的な出会いが生まれるのでしょう。
服やブランドに詳しくなくても大丈夫。「IMA:ZINE」さんでは、アイテムの特徴だけでなく、商品が生まれた背景や手がけたアーティストさんについてなど丁寧に教えていただけます。アイテムに関連した写真集なども置かれていたりも。出会って、知っていく、その過程を楽しんでみてほしいです。
流木や大きなバネ状の部材をラックとして使っていたり、壁に同化した試着室の建具があったりと、空間のアイデアも万歳。服好きの方はもちろんのこと、見せるクローゼット計画中の方、(また服が増えてしまう可能性大ですが)ぜひ空間の参考としても訪れてみてください。

つい買っちゃいました、ピンクのバッグ。個人的にカラーものをあまり持っていないのですが、スタッフさんの商品に対する説明が丁寧で、愛に溢れていて、つい惹かれちゃう。「カバンって色々なファッションと合わせたりして長いこと使っていくものだから、ゆっくり選んでください」とのことで、一度お店を出てゆっくり考えて、また舞い戻って購入。商品はもちろん、気持ちのいい購入体験ができる素敵なお店です。
服づくりの熱量を浴びる。季節の装いを提案するセレクトショップ「itocaci」
中津商店街の脇道を進んだところにある、アパレルセレクトショップ「itocaci(いとかし)」さん。「季節の装いを楽しむ」をコンセプトに、二十四節気を目安に季節の装いを提案しているお店です。
1階に子どもの美術教室を行うスペースがあり、吹き抜けの先の2階にお店があるという、なんともユニークな場所。「ここであっているかな?」とドキドキしますが、看板がでていれば大丈夫。安心して中に進んで、真ん中の階段を進んでください。
階段を上がると、屋根裏のような空間にDIYでつくったというアーチがお出迎え。吹き抜けをぐるりと囲うような店内は、回遊しながら買い物を楽しめるようになっています。
店主さん独自の目線で選んだ洋服は、他では見たことないものばかり。デザイナーの熱いこだわりやズバ抜けた個性、珍しい生地加工や素材、セレクトした理由などを一つひとつ教えてくれます。
情熱たっぷりに語る店主さんとの会話が楽しく、もはや買い物というより、アートピースを鑑賞している気持ち。
会話を通して、服の概念や楽しみ方が自ずと広がるような、服との出会いをぜひぜひ堪能してください!

店主、北原さんの洋服に対する愛が深くて熱い!光に当たるとしま模様が現れる生地や工場での失敗から生まれた生地、既存の生地をあえて表裏逆で使った生地など、デザインだけでなく生地自体にも魅力のある洋服たち。そんな洋服が生まれた生い立ちを、愛をもって伝えてくれるので、洋服愛にどっぷりと浸れて嬉しい。建材を扱う私たちですが、生地(素材)に対する考え方に通ずるものを感じ、「固定概念に縛られることなく挑戦していきたい!」と感化されました。
お花と照明、和室のマリアージュに魅せられる、畳のお花屋さん「shiromimiryu」
中津の街を歩く時は、気になる小道にぜひ入ってみてください。小さな看板を見落とさないように、のんびり歩いていると、「こんなところにお店が!」という発見がきっとあります。
路地裏のお花屋さん「shiromimiryu」さんも、民家のような佇まいで見落としそうになってしまいそうになる小さなお店。
上がった先はなんと畳!昔懐かしい和室に、お花がたっぷりと生けられています。レトロな照明に、古家具、ビビッドで個性的なお花。この組み合わせ、ここにしかないのではないでしょうか。
窓際にはタイル貼りのシンクがあり、こちらにもたくさんのお花が。古さを存分に生かしたフラワースタイリングは真似できるポイントもありそう。和室を二間つないだ小さな店内ですが、花器の配置、色合わせ、和室でのディスプレイなど、インスピレーションがたくさん詰まっていました。
「自由にやらせてもらってます」と店主さん。営業していたらラッキー。自分の個性溢れる一束を迎えてみてください。
お花屋さんで靴を脱いで、人の家にお邪魔するように畳に上がるスタイルは新鮮!和室に色鮮やかなお花が華麗に飾られた感性の高い空間に少し緊張してどぎまぎ……。でも、店主の三好さんにお花を購入したい旨を伝えると、お花を紹介してくれながら親身に相談に乗ってくれ、だんだんとリラックスできました!お店を出た後も購入したお花を見ながら良い時間だったなと幸福感に包まれ、また行きたい、なんなら常連さんになりたい、なんて思いました。
旬の食材に多国籍のエッセンス。カジュアルな立ち飲み屋「Japoni」
丸いふたつの明かりとアーチ状のファサードが中津の街で存在感を放つ「Japoni」さん。カフェのような、フレンチレストランのような洗練された雰囲気ですが、実はカジュアルな立ち飲みやさんです。15時から営業しているので、街歩きの合間にサクッと一杯どうでしょう。
壁天井をピンクベージュでまとめた空間に、オレンジの明かりが幻想的に灯された店内。照明の明るさやBGMが相まって、心地よく居座りたくなってしまうので、飲み歩くには立ち飲みなのがちょうど良いのかもしれません。
席はオープンキッチンのカウンターと円卓があり、奥のアーチの先にあるテーブルには「shiromimiryu」さんのお花が生けられています。
メニューは、季節の旬をふんだんに使った創作料理。洋食やエクニック、炭火焼きもあったりと幅広い。常に更新されていて、この日は夏らしく、メキシコの焼きとうもろこしと、桃とフェタチーズにデュカというスパイスがのった一品をいただきました。
未知のスパイスと出会えたり、この食材をこの食べ方したことない!といった新しい料理との出会いが何よりも楽しい。料理好きはビシビシと刺激をもらえること間違いなしです。
季節の移り変わりを食からも感じたい私は、旬のご飯を堪能できるのがとっても嬉しい!文字で見ただけでも美味しそうすぎる料理名がメニューに並び、何を注文するのか決めるのに苦労しました(笑)。季節のメニューなので、きっと次はまた別のメニューが!一期一会の出会いが楽しいです。トイレのドアノブには、toolboxの『船舶ドアパーツ』を活用いただいています。トイレの中はマスタード色で、店内とはまた違った雰囲気。ドアノブの使い心地と合わせてトイレの中までチェックしてみてください。
日本酒を自分で注ぐ!アテと会話でお酒が進む「日本酒食堂SO-KEN」
阪急中津駅からすぐのところにある、「日本酒食堂SO-KEN」さん。冷蔵庫からセルフで日本酒を注いで飲めるという、呑兵衛にはたまらないお店。Japoniさんと同じく15時から(土曜は12時から!)営業しているので、早いうちから飲めてしまいます。中津は営業時間が早い飲み屋さんが多いので、飲み歩きが楽しいんですよ。
日本酒はお店の真ん中の冷蔵庫から選んで、好きな量のグラスに自ら注ぐスタイル。30mlから180mm(一合)、熱燗にも対応しています。
飲んだグラスは席にある升に積み上げていくと、回転寿司方式でお会計の時にカウントしてくれるシステム。30mlのおちょこサイズから頼めるので、いろいろ飲み比べするのも楽しいです。
料理は、もちろん日本酒に合うものがずらりと揃います。旬の食材をつかったおばんざい、お刺身、唐揚げなどなど。
美味しくてお酒が進む。お酒が美味しくて会話が弾む。常連さんとの会話も自然と生まれる酒場ならではの和気藹々とした雰囲気に身を任せてみてください。

日本酒が好きでよく飲むのですが、自分で注ぐスタイルははじめて!冷蔵庫の中に所狭しと並ぶ瓶たちを探りながら、悩む時間も楽しい。中には、「ちょっとええやつ」「だいぶええやつ」タグがついている少しお高めな日本酒も。「ええやつ」は店員さんが注いでくれるのですが、酔っ払ってくるとだいぶええやつばかり飲みたくなりますので、飲み過ぎ注意です。熱燗もちろりを使って自分で温めるスタイル。寒くなったら今度は熱燗を飲みに行きたいな。
日本酒食堂SO-KEN
住所:大阪府大阪市北区中津3丁目5-5
定休日:無休(たまに不定休)
営業時間:15時〜23時(土曜:12時〜23時、日曜15時〜21時)※L.O 閉店30分前
営業日はInstagramをご確認ください。
古い街並みが残り、人情に溢れた中津。ご紹介しきれていないスポットもまだまだたくさん。
ショールームでは、周辺のスポットをまとめた中津マップをお配りしています。マップ片手に中津の魅力を発見してください!
中津の街を歩いたYouTubeも公開中!
toolbox大阪ショールーム
アクセス: 大阪メトロ御堂筋線 中津駅 徒歩4分/阪急神戸線・宝塚線 中津駅 徒歩3分
営業日:火~土曜(定休日:日曜・月曜・祝)
営業時間:13時~17時(土曜:10時〜12時、13〜17時)
※記載の内容は2025年7月時点の情報です