麻の蚊帳 ヘンプの蚊帳

ヘンプは、純麻（ラミー）と比べて色味が少し黄みがかった、ざっくりとした質感が特徴です。

通常の平織りとは異なる「カラミ織り」という織り方で作られています。とても手間のかかる織り方なのですが、これによって編み目の広がりを防ぎ、洗濯（水洗い）も可能となっています。

ベッド用の蚊帳は、立ったまま出入りできるよう前面に開きがあります。

蚊帳の高さは「2m」。裾を垂らして蚊の潜入を防ぎます。
吊り紐は可動的で、長さは1本で最長約95cmまで伸びます。この長さを変えれば、高さは自在になります。

蚊帳は本来、日本家屋の長押（なげし）、鴨居（かもい）などの部材に引っ掛けて使います。これらがない場合には、壁や柱、もしくは天井にL字やS字型のフックを取り付ける必要があります。
重量が軽いので、粘着シートで貼るタイプのフックでも引っ掛けることができます。（ビニールクロスなどでは剥がれてしまいますので、密着可能な箇所に取り付けてください。）

フックにつり紐を掛け、つり紐の浮きを蚊帳本体のかん（木製リング）に差し込んで固定し、つり紐の長さを調整して蚊帳を均等に吊ってください。

蚊帳の洗い方
浴槽などの広い場所で、水もしくはぬるま湯でやさしく押し洗いしてください。
部分的に強い力がかかると目が潰れてしまいますので力加減に注意しながら、洗濯洗剤は漂白剤を含まないものをお使いください。

蚊帳の干し方
バスタオルなどで優しく包み、水分をとってから吊った状態で優しく形を整え、自然乾燥で干すようにしてください。

• 洗濯機の脱水機能は、強く絞ったり引っ張ったりと、部分的に強く力が掛かってしまうため使用しないでください。
• ドライタンブラー（乾燥機）は絶対に使用しないでください。