障子 掃き出し窓タイプ H1700〜1999

図面・採寸方法

障子が本来もっている柔らかさや軽やかさをそのまま生かしながら、現代の空間にも馴染む障子です。この障子ならフローリングが貼られた空間にも合いますし、和室もすっきりとモダンな空間に仕上がります。

フレームには高級材の秋田杉を使い、障子紙は耐久性が通常の和紙の5倍あるといわれるタフトップを使っています。障子紙が破れた時は、一般的な障子と同じように貼り替えもできます。

こちらは掃き出し窓や、和室や押入の襖を想定した寸法になっており、既存の障子枠や襖枠にも合わせられるようにサイズオーダーが可能です。

1. まずは「鴨居（上枠）」と「敷居（下枠）」の溝寸法を測ります。
   ※ よくある寸法は、鴨居の溝の幅(A) 21mm、溝と溝の間(B) 9〜15mm、溝深さ(C) 15mm、敷居の溝深さ(D) 4mmです。
2. 建具を設置する「枠から枠の内側の幅」を測ります。
3. 次に、「鴨居から敷居の内側の高さ」を測ります。
4. 「建具幅」は、引き方（引き違い・引き込み・引き分け）や引き枚数の違いで寸法が変わってきますので、図面・採寸方法の資料を参考にしながら寸法を計算しましょう。
5.  「枠内の高さ」は、3. で測った「鴨居から敷居の内側の高さ」です。

• 既存の枠に設置する場合、枠がゆがんでいる可能性があるので、幅と高さは両端と中央の3箇所をそれぞれ測ってください。
• 既存の建具がある場合は、その寸法と合わせると採寸が簡単になります。
• 採寸したサイズに不安がある場合は、開口サイズ・建具サイズ・枚数などを添えて「この商品について問い合わせる」からご相談ください。

掃き出し窓タイプは、建具の幅を600〜950mmの間・枠内の高さを1700〜1999mmの間で、それぞれ「1mm」単位でオーダーできます。

• 高さ1400mm以下のサイズをご希望の場合は、「腰窓タイプ」の商品ページをご覧ください。
• 高さ2000〜2200mmのサイズをご希望の場合は、「掃き出し窓タイプ H2000〜2200」の商品ページをご覧ください。反りやゆがみを防ぐため框の幅が30mmとなります。
• 高さ1401〜1699mmの間のサイズは、中桟の取り付けが難しいことから強度面に不安が出るため、ご注文をお受けすることができません。

枠の溝の寸法に合わせて、27mm・30mm・33mm の3種類から調整して製作します。

枠内の高さが2100mm未満のため、障子下端から590mmとなります。

無垢材の引き戸なので、設置される環境によっては引き戸自体が反る可能性があります。特に直射日光が強く当たるところには設置しないでください。反った場合、引き戸同士が擦れたり、戸が外れやすくなったりします。

また、設置する場所の枠がゆがんでいる場合、戸の動きが悪かったり、戸を閉めた際に隙間が空く可能性があります。

古い建物の場合は、枠が極端にゆがんでいる場合があります。既存の襖の動きが悪い場合は、布框戸に入れ替えても状況が変わらない可能性があるので、お問い合わせの際に状況をお知らせください。

部屋と部屋のあいだの間仕切り戸として、この掃き出し窓タイプの障子を使う場合を想定して、手掛け用の彫り込み加工をオプションでご用意しました。