立地良し、広さ良し、賃料良し。あとは、内装だけ何とかなれば即決なのに…。 オフィス物件を探している人から、こんな感想がよく聞かれます。 特に、事業主が若かったり、少人数で始めるスタートアップ企業にとって、立地や賃料はもちろんのこと、内装の雰囲気は企業イメージに影響するものとして重視される傾向にあるようです。

そんな昨今のテナントニーズを察知し、toolboxのオフィス改装サービス「skeleton&tools」で部屋を改装したオーナーさんの事例です。 オーナーのMさんが所有しているのは、築40年を超えるビル一棟。 40ほどあるテナントはほぼ満室ながら、建物が古いことと、新御徒町というそこまで人気の高くないエリアにあることから、今後のテナント確保に不安を感じていたそうです。 各部屋のサイズは60㎡ほど。 もともとの内装は、タイルカーペットに石膏ボードの天井、蛍光灯という、「ザ・事務所」な内容でした。 他の物件との差別化を図るため、蛍光灯をLEDにしたり、空気清浄機を置くなどの工夫をしてきたそうですが、効果は今ひとつ。 築40年という古さから、どうしても機能や性能はより新しい建物と比べて不利になります。 そこでMさんは機能や性能ではなく部屋の雰囲気を向上させることに方針を変え、スタートアップ企業をターゲットとすべく、toolboxのオフィス改装サービス「skeleton&tools」での改装を決めました。 こちらは、「skeleton base」のフローリングプランで改装した部屋。 床には無垢フローリングを貼り、既存の天井仕上げを解体して躯体現しにして天井高さを確保。 壁と天井を白く塗装し、照明を変更しました。

床の仕上げを変え、天井を上げ、壁を整える。 複雑な工事ではありませんが、これだけでも部屋の雰囲気をかなり変えることができます。

玄関まわりにはオプションの「&tools」で棚を設置。 入居するテナントが企業の「顔」を演出しやすくするための工夫です。 また、玄関には、レトロなデザインの照明器具「レトロブラケットライト」も設置。 アイテムとしては小さなものですが、部屋の印象に温かみをプラスしてくれます。 オプションの「&tools」を使って、給湯室を改装しシンクも新しいものに入れ替え。 下部に収納や脚がない、ステンレスの台が浮いたようなデザインの「ミニマルシンク」を設置しました。 奥まった場所にある給湯室が、清潔感のある明るい空間になりました。 skeleton&tools」では、照明の変更も標準仕様。 配線ダクトレールと、蛍光色ではなく電球色のスポットライトを設置します。 スポットライトは位置変更ができ、お好みの照明器具を設置することもできます。 こちらの部屋では、標準仕様のフローリングをオプションで変更。 梁と柱もオプションでモルタル塗装を施し、アクセントにしました。

こうして改装した部屋を東京R不動産に掲載したところ、すぐにテナントが決定。 今では空室が出るたびに「skeleton&tools」で改装をしており、改装工事が始まる前にテナントが決まってしまうこともあるほど。

内装を変えたことはテナントの集客に効果があっただけでなく、テナントの属性にも変化が生まれ、ビル全体の雰囲気が徐々に変わってきたそう。 ビル全体を一気にリニューアルするのはなかなか難しいことですが、こちらの事例のようにひと部屋からの内装リニューアルでも、状況を変えるきっかけになるかもしれません。 <改装情報> 面積:60㎡ skelteton base:フローリングプラン tools:ミニマルシンク tools:木製造作収納 tools:レトロブラケットライト その他:キッチン床張替え、その他電気工事など >toolboxのオフィス改装サービス「skeleton&tools|OFFICE」の詳細はこちら 取材協力:毛利ビル