今年も壁に紅白幕がかけられて、地下のイベントスペースにお祝いムードが漂います。
この日は普段はリモートで働くスタッフたちも大集合!普段はラフな服装の私たちですが、この日だけはみんなでジャケットを着用するのでとても新鮮!
まずは新卒3人を迎える入社式から始まりました。
代表からのメッセージに込められた「toolboxで働くということ」
「3年間はとにかくがむしゃらに仕事をしてください。
ここで自分の限界値だったり、仕事の幅が決まってきます。
会社のためではなく、自分の未来のために仕事をしてください。」
入社式で代表の荒川から3人に贈られた言葉です。
入社式は学生と社会人との明確な区切りの瞬間。その節目に贈られるこのメッセージには、新卒のスタートダッシュを力強く後押しするような力があります。
代表の話を受けて、中国出身のスタッフはこんな感想を話してくれました。
「社会のためとか、お金のためとか、生きるために働くというのではなく、『自分の可能性のために働く』という考え方が印象的でした。
一般的な会社では、社員は会社という大きな機械の中の『部品』みたいなイメージで、自分の役割をきっちりこなして、その範囲で価値を発揮することが求められているように感じます。でも、toolboxでは社員にあらかじめ決まった『役』を与えるのではなく、それぞれが自分で役割を見つけたり広げたりしていく、という考え方がベースにある気がしました。
一方的に誰かの指示を受けるのではなく、必要な知識を自分で獲得して、仕事をつくっていく。そうした社員一人一人の動きが会社のカタチをつくる。そんな印象を受けました。」
「会社のため」ではなく「自分のため」に働く。
そこに納得しながら、それを実現するために自分主導で動いていくことが必要だという代表からのメッセージを受け取り、情熱とやる気に満ち溢れている様子の3人でした。
新卒3人からの決意表明の時間も。
toolboxとの出会い、何を勉強してきてどんなことに興味があるのか、ここでどんな仕事をしたいのか。
これから一緒に働く先輩たちを前に、期待と緊張を滲ませながら自分の言葉で伝えます。
3人とも、toolboxの「日本の住空間に楽しさと豊かさをもたらす」というミッションに共感して、その実現のためにここで自分の仕事をするのだ!とワクワクしている様子でした。
toolboxの一員としてこれからどのように活躍していくのか、先輩たちの頭の中でも想像と期待とが膨らんだことと思います。
各チームの目線でtoolboxを見つめるチームミッションレク
入社式後は、各チームのマネージャー陣による「チームミッションレク」の時間。各チームがどんなミッションを掲げて、どんな動きをしているのかを伝えるレクチャーを通して、toolbox全体が大事にしている価値観を感じ取ることができる貴重な機会です。
新卒メンバーにとって、特に印象に残ったことの一つが商品開発チームの姿勢でした。
「売れるものをつくる」のではなく、「自分たちが本当にいいと思っているものを届ける」ことを大切にしているという話に、強く心を動かされたようです。
商品開発チームが掲げるミッションは「三方良しの商品づくり」。
使い手、作り手、売り手の三者が満足できるような商品開発をしています。
この姿勢に触れた新卒メンバーのひとりは、次のように語っていました。
「売れるものをつくることはビジネスにおいて重要だと思いますが、それ以前に『自分自身が届けたいものであるか』という軸を持つことで、商品や仕事への熱意が生まれると感じました。その熱意が、お客様や一緒に働くプロ、社内の人たちとつながる力になっていると思います。」
一般的な考え方の違いから、toolboxならではの価値観と出会った3人にとって、チームミッションレクは印象深い時間となったようです。
先輩たちにとっては、新たなメンバーと初めてしっかり関わる時間になるからかなんだか楽しそうな様子。CSチームの先輩は「3人がリラックスできるように珈琲を用意する!」と、新たなメンバーを受け入れる温かな雰囲気がありました。
グループ会社が集まり交流する“総合定例”
初日の夜は、新卒スタッフたちもオフィスの地下で開催された総合定例に参加しました。
「総合定例」とは、東京R不動産をはじめとするグループ会社が数社が集まり、各社の近況報告を行う会です。
今回はグループ内で面白い動きをしているスタッフの話を聞く会。
toolboxからは新たに始まるラジオ企画の共有で、新卒で入社して今年3年目になる下村が登壇しました。「ラジオをやってみたい!」という下村の声からスタートしたこの企画。話は、ラジオについてだけではなく、今までtoolboxでどんな仕事をしてきたかというところにまでおよびます。
新卒スタッフにとっても「自分はこれができる」や「やってみたい!」が原点となって仕事につながっている先輩の様子は、役割を超えて自分の仕事をつくっている姿として印象に残っているようです。
刺激的な発表の後には、皆さんお待ちかね、ご飯とお酒片手に懇親会の時間!
今回はホットドッグ屋さんが、ドイツで受賞歴もある自家製の粗挽きソーセージを使ったホットドッグをオフィスの地下で作ってくれました。
懇親会が始まると、オフィスの地下は一気に賑やかに。
ビールを持って乾杯しながら、あちこちで立ち話の輪が生まれます。
総合定例で登壇したメンバーに「さっきの話、もっと詳しく教えて!」と盛り上がる声があれば、久しぶりに顔を合わせたスタッフ同士の近況報告も。
さて、新卒の3人はというと。
新卒メンバーのうち一人は、立食で知らない人たちと会話するのは初めてとのこと。初対面の人ばかりの中、どの輪に入ったらいいのか分からず戸惑っていると、グループ会社の代表の馬場が話しかけにきてくれたそうです。
その出来事に「代表やトップの人たちとの距離が近くて、皆が家族を迎え入れるかのようなアットホームな空気感だった」と驚いていました。
以上、内容盛りだくさんのtoolbox新卒スタッフの初日の様子でした!
そして、この日でこのコラムを書いている私自身も入社してから一年が経過。去年、同じようにこの場で緊張しながら入社式を迎え、先輩方の言葉にワクワクとやる気を感じていた自分の姿を重ねながら3人を見ていました。「自分はここで何ができるだろうか」と思いを巡らせていた私も、部署に配属されて、今度は新しい仲間を迎える立場として、この場に立つことに。
新たな風を吹き込んでくれるであろうスタッフの登場に、私も頑張ろうと気が引き締まる思いが湧く一日でした!