2023年10月にオープンした大阪ショールーム。オープンして数ヶ月はスタッフ2名でバリバリ営業していたのですが、一緒に伴走してくれる仲間が欲しいな〜!と、アルバイトさんを募集することに。その第1号・インターン生としてジョインしてくれたのは大学4年生の男の子でした。
彼とtoolboxとの出会いはどのようなものだったのか。大学卒業までの貴重な約10ヶ月間、スタッフとともに働くことでどのような変化があったのか。卒業を前に素直な気持ちをコラムにしてくれました。「文章にするのって難しい…!!」と悪戦苦闘しながら書いてくれたことも、何かいい経験になっていると嬉しいなと思います。
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はじめまして、大阪ショールームスタッフとして働いている谷口駿太です。学生インターンとしてtoolboxに所属しています。大学卒業を前に10ヶ月のインターンシップ期間を振り返りながら、toolboxと出会った経緯やインターンシップでの気づきをお伝えしたいと思います。
インターンとしてお客様と話をしていると、「建築学生ですか?」と聞かれることがよくあります。実は建築学生ではなく、大学では経営学、消費者行動を専攻しています。入社当初は家づくりの知識も乏しかった私ですが、建築学生と間違えていただけるくらい、少しでも成長できたかなと感じて嬉しいです。
toolboxとの出会い
toolboxとの出会いは、大学3回の後期にオンラインで開催された1dayインターンシップでした。プログラム内容は、自分が学んでいる経営学と関わるもので、「顧客視点でWEB導線を考え、価値を提供する」がテーマ。普段机上で行っている勉強では気づくことができないことばかりでした。お客さんが商品や空間に愛着を感じるのはお客様次第、その手立てを用意しているのがtoolboxWEBサイトなのだと感じました。
そのとき、採用担当の田中さんが語ってくれたtoolboxの「日本の住環境に楽しさと豊かさをもたらす」という企業理念に強く惹かれたのを覚えています。スタッフの人柄、事業内容に理念がそのまま体現されているなとスッとはいってきました。また、もっと実際の現場を知りたいと思いました。
そんな時、大阪ショールームでの長期インターンシップのチャンスがあり、当時、卒業論文を執筆中で地域愛着に関する研究を行っていたので、「愛着を生み出す手立てをどう提供しているのだろう」と参加することに決めました。
感じたtoolboxらしさとは
インターンを始めたばかりの頃は、右も左も分からない状態でした。商品のことも、お客様対応の流れも、すべてが新鮮で、毎日が学びの連続でした。
まずは、お客様について。ショールームに足を運んでくださるお客様のなかには、明確なイメージを持っている方とまだ理想のイメージを掴めていない方の両方いらっしゃいます。実際にショールームで建材を見ることで、「これを使いたい!」とアイデアが湧いてくる場面に遭遇することもありました。各々が家づくりに関してこだわりを持っていて、細かなディテールまで真剣に考えている姿を見ると、「空間づくりってこんなに奥深いものなんだ」と気づかされました。
働く中で感じたことは、toolboxの商品の一つひとつに「愛」があるということです。特に印象的だったのは、工業系レセップという商品が廃盤になるときに、社内の皆さんが本気で悲しんでいたり、復刻が決まると喜んでいたりする姿を見たことでした。ただの「商品」ではなく、使う人に対して愛着を感じさせるものを提供したいという想いが、会社全体に根付いていると感じました。
ショールームではイベントにも関わらせてもらいました。特に印象に残っているのは「リノベご縁日」です。
家づくりのプロ(工務店)と交流できるイベントで、工務店さんがマルシェも開催し、楽しみながら情報収集できて、なおかつ自然と会話が弾んでいく、そんな企画でした。ショールームスタッフの一員として参加し、熱量高く取り組むことを通して、実際にお客様に家づくりは楽しいんだよ、面白いんだよということを伝えようとしているtoolboxらしさを体感することができました。
toolboxでの経験を糧に
まだ答えが見つかっていないお客様を接客して一緒に悩み、お客様が納得して帰られた時は、達成感がありました。ショールームでの過程を経たことで、お客様が家づくりを終えた後に、愛着というものが生まれていたら嬉しいです。
この経験は「地方を盛り上げたい」と思い経営学を勉強してきた私にとって、机上の学問では得られない学びの機会となりました。愛着という付加価値を、ショールームでの接客という実体験を通して感じられたことは、きっとこの先自分を支えてくれることでしょう。
今後は、施工管理・造園管理の資格を取得して、今ある風景を大事にしながら地方を盛り上げていく活動がしたいです。toolboxでインターンシップをした経験は、自分がしたいことへのアプローチは様々であるということを気づかせてもらえました。また、私が地方創生について興味をもったきっかけが「地方の風景を残していきたい」という思いからだった、と改めて気づかせてもらえました。このことは、僕の大学生活の宝物となったと思います。
toolboxを卒業しても、空間や場所作りが好きなユーザーが集うtoolboxのウェブサイトに遊びにこようと思います。