二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.1 — photo by 佐藤陽一

古い木造戸建てのリノベーション。断熱性能と耐震性能を上げ、仕上げや水回りも刷新しつつ、“昭和の趣き”はそのままに。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.2 — photo by 佐藤陽一

断熱性の高いスタイロ畳を敷き直し、床の間や立派な床柱などを活かして再生した和室。天井際にはスクリーンを設置して、“ごろ寝映画鑑賞”ができる畳リビングに。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.3 — photo by 佐藤陽一

和室だった一間を、畳も押入れも取り払って、フローリングの空間に。床は、3×6サイズのラワン合板を幅300にカットして貼っています。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.4 — photo by 佐藤陽一

押入れを撤去して板床続きにしたスペースは、低い天井と階段下ならではのこもり感が心地よさそう。どう使うか考えるのがワクワクしますね。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.5 — photo by 佐藤陽一

壁は漆喰仕上げ。照明の光をやわらかく反射して、穏やかな心持ちになれる空間をつくっています。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.6 — photo by 佐藤陽一

料理の腕をふるいたくなる、L型とカウンターを組み合わせた広々キッチン。勾配天井のトップライトから差し込む光が、ステージのようにキッチンを照らします。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.7 — photo by 佐藤陽一

100角の白タイルや窓台が懐かしさを感じさせるキッチン。水色の目地が定番タイルに新鮮な印象を添えています。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.8 — photo by 佐藤陽一

L型の壁付けキッチンと対面カウンターを組み合わせた、作業性も収納力も高いキッチン。壁の上部に取り付けた棚は、薄い板状の棚受けで、幅のあるものも置きやすい。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.9 — photo by 佐藤陽一

3連灯のペンダントライトは、かつてこの家で筋交として活躍していた材をリメイクしたもの。家が育んできたストーリーを次の空間に引き継ぐナイスアイデア。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.10 — photo by 佐藤陽一

4帖ほどの子供部屋。コンパクトなスペースの中で「勉強・娯楽・収納・睡眠」を叶えるために、L型のロフトを造作。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.11 — photo by 佐藤陽一

既存の天井仕上げを撤去して勾配天井にした、開放的な寝室。窓にはインナーサッシを取り付けて、体感的な居心地もアップ。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.12 — photo by 佐藤陽一

寝室の窓に取り付けたのは、施主が祖父母から譲り受けたステンドグラス。窓からの明かりと、やわらかな光をたたえるボール照明が、ステンドグラスの煌めきを引き立てます。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.13 — photo by 佐藤陽一

木とステンレスを組み合わせた天板と、イエロー目地がポップな洗面室。気持ちの良い自然光が入る窓は断熱性能の高いサッシに交換して、体感的にも気持ちの良い場所に。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.14 — photo by 佐藤陽一

タモ集成材とステンレスの天板、ラワンの下台、イエロー目地の白タイルに、鉄の棚受け。洗面という小空間に、素材の組み合わせで彩りを演出。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.15 — photo by 佐藤陽一

ピーコックグリーンで塗り上げられたトイレの中は、まるで海中か新緑の森の中にいるよう。良いリフレッシュタイムになりそうです。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.16 — photo by 佐藤陽一

クラシックなデザインの陶器製ドアノブが、ラワン仕上げのドアによく似合っています。簡素なデザインの表示錠も好ましい。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.17 — photo by 佐藤陽一

昔懐かしいデザインの木製ガラス引き戸は既存のもの。その佇まいに合わせ、トイレのドアはラワンを増し貼りして、レトロな趣きに仕立てました。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.18 — photo by 佐藤陽一

“古き良き昭和の家”の趣きを活かしながら改修した玄関。型板ガラスの明かり取りから差し込む光が、漆喰の壁にやわらかく広がります。

二宮の家／Tough and Rough（HandiHouse project）Vol.19 — photo by 佐藤陽一

40年前に建てられた当時の面影を活かした玄関。新たに造作したヒノキの引き戸が、門構えに風格を与えています。

事例情報

所在地: 神奈川県中郡二宮町
物件種別: 戸建て
築年数: 40年以上
リノベーション完了年: 2025年
設計: Tough and Rough 佐伯太市／HandiHouse project
施工: Tough and Rough 佐伯太市／HandiHouse project
寛野雅人／HandiHouse project
笹沼卓矢/ototo
居住者構成: 夫婦＋子供2人
写真撮影: 佐藤陽一
関連URL: https://handihouse.jp/project/collaboration/work135/

プロ情報

Tough and Rough 佐伯太市

2016年、中田製作所のメンバーとして建築家集団・HandiHouse projectに参加。2023年にTough and Roughを立ち上げ、「設計」と「大工」の両方を担いながら、住まい手と一緒にものづくりをしています。

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HandiHouse project／ハンディハウスプロジェクト

合言葉は『妄想から打ち上げまで』。
家づくりが趣味になれば暮らしも豊かになる。
そんな思いのもと、設計・デザインから工事のすべてにおいて、施主も一緒に参加する空間づくりを提案している、建築家集団です。

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