世界中の大小さまざま、色イロなガラスたち。窓から覗けて座れる、まちのBARのエントランス改装

世界中の大小さまざま、色イロなガラスたち。窓から覗けて座れる、まちのBARのエントランス改装 vol.1
設計者の田代さんの父親が、学習塾を営む傍らはじめた小さなBARの事例。10周年を迎えた節目に、ファサードを新しくすることに。扉の色には、夜が主役となるお店にふさわしい青色を採用。
世界中の大小さまざま、色イロなガラスたち。窓から覗けて座れる、まちのBARのエントランス改装 vol.2
小窓には、日本やアメリカ、フランス、ドイツなど、各国から集めた10種類のガラスを使用。高さや大きさをランダムに配置し、押し出し窓や引き違い窓も組み合わせています。木製室内窓はガラスを取り替え、オリジナル仕様に。
世界中の大小さまざま、色イロなガラスたち。窓から覗けて座れる、まちのBARのエントランス改装 vol.3
通りがかる人の心をそっとくすぐる、小さな青い扉。折りたたみ式のベンチを内蔵し、座る、話すといった小さな行動から、街とのつながりが自然と生まれています。
世界中の大小さまざま、色イロなガラスたち。窓から覗けて座れる、まちのBARのエントランス改装 vol.4
風が抜け、時間とともに移ろう光が、店内をやさしく包み込みます。中の様子がぼんやりと見えることで、外とのあいだに程よい距離感が生まれ、落ち着いた空気を保ちながら、光が差し込むたびに柔らかく表情を変える空間に。
世界中の大小さまざま、色イロなガラスたち。窓から覗けて座れる、まちのBARのエントランス改装 vol.4
学習塾を営む傍ら、キャンプ用のテーブルと椅子を並べて始めた小さなBAR。現在は2階にあった塾は縮小し、BARに専念。2階のスペースは、田代さんの事務所として活用、教材はそのままにいつでも「学習クラブ」として使えるようにしているのだそう。
事例情報
設計

Ateliers Mumu Tashiro

関連URL

https://www.r-toolbox.jp/stories/usersreport/125056/

プロ情報
Ateliers Mumu Tashiro/田代夢々

1995年東京都生まれ。2017年早稲田大学創造理工学部建築学科卒業。パリ・ラヴィレット建築大学およびAntonini Darmon Architects Parisを経て、2020年早稲田大学理工学術院創造理工学研究科建築学専攻修了。2019-2022年レミングハウスにて中村好文氏に師事。2022年Ateliers Mumu Tashiro設立。個人の個性を引き出す民主的なクリエイティブの実践をめざして制作活動を行なっています。

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