SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ

SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.1
正方形状の住戸の中央に、寝室をおさめた四角い箱を“斜め”に置き、外周にキッチン、リビングダイニング、ワークスペースを配置。多方向に視線が抜けて、広がりを感じる空間。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.2
台形状の形が奥行きを生み、実寸以上の開放感を感じさせるリビングダイニング。カーテンは天井から吊るして、天井を高く感じるようにしています。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.3
白壁の間に見えるコンクリート躯体は、間仕切り壁を撤去した跡。あえて仕上げずそのまま見せて、この空間の成り立ちを伝える要素にしているのがユニーク。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.4
薄塗りのペイントが施されたラーチ合板の壁は、実は大きな引き戸。ほのかに光を反射するメタリックな塗料を塗って、ラフな印象のラーチ合板を上品に仕上げています。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.5
壁のような大きな引き戸で仕切ることができる寝室。引き戸を開ければリビングダイニングと適度に繋がり、閉じた時は室内窓を通じて気配が伝わる。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.6
夫婦で並んで作業ができるワークスペース。コンクリート躯体現しの壁に向かっての作業は、適度な緊張感を持って仕事に臨めそう。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.7
奥へ向かって狭くなった台形状のワークスペースは、適度なおこもり感。空間の用途が変わってもいいように、デスクや本棚は造作ではなく置き家具を選択しています。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.8
グレーとホワイトを基調にしつつ、コンクリートの天井、リノリウムの床、ラーチ合板の壁など、素材感の違いで単調にならない空間づくりをしています。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.9
通路を兼ねるキッチンは、本体を壁付けにレイアウト。下部は収納を造作せずオープンにして、開放的で軽やかな空間にしています。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.10
ステンレスのキッチン天板とレンジフードで構成したキッチンに合わせたのは、ブラウンがかったメタルカラーのキッチンパネル。吊り戸棚で木の素材感もプラスして、ソリッドすぎない印象に仕上げています。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.11
メタリックなカラーのキッチンパネルが、照明の光を印象的に見せるキッチン空間。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.12
ジャブジャブ洗い物ができる、バックガード付きのシンクを備えたランドリースペース。大きな鏡を添えて、洗面機能も持たせています。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.13
構造壁とコンクリートブロックに囲まれていた水回りは、サイズはそのままで仕上げや設備を変更。ベージュのクロスと木製のドアが、無防備になる空間にあたたかみを添えています。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.14
露出配管や無骨な照明などのインダストリアルなパーツと、落ち着いた雰囲気を醸し出すベージュのクロスという組み合わせが新鮮。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.15
床の鮮やかなブルーとグレーの切り替え、白っぽいラーチ合板壁とナチュラルなラワン合板の扉。グラフィカルな色と素材の組み合わせが印象的。
SOJI(素地)/アキナイガーデンスタジオ Vol.16
既存の床仕上げを剥がした跡をそのまま生かした、玄関のたたき。上がり框のステンレスと、ブルーの塩ビタイル、ラフなたたきというメリハリのある素材の切り替えに、センスを感じます。
事例情報
所在地

東京都立川市

物件種別

マンション

床面積

57.65㎡

リノベーション完了年

2025年

設計

株式会社アキナイガーデンスタジオ

施工

コーケン株式会社

パートナー

特殊塗装/イロトヒト合同会社

居住者構成

夫婦+猫2匹

写真撮影

倉本あかり

関連URL

https://agst.co.jp/studio/soji%ef%bc%88%e7%b4%a0%e5%9c%b0%ef%bc%89/

プロ情報
株式会社アキナイガーデンスタジオ

横浜の弘明寺を拠点に活動する建築設計事務所。小商いシェア店舗「アキナイガーデン」の創業から活動を開始。建築設計だけではく、地域イベントの企画、不動産活用方法の検討、暮らし方の提案を行っています。設計事務所・シェアテーブル・マテリアルライブラリーが一体になった空間「AGry」を運営。

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