鶴岡邸/武田清明建築設計事務所

屋根は大きな“植木鉢”!? 人も植物も鳥も、家そのものも育ち続ける、生態系のような住まい vol.1
アーチが連なるヴォールトの天井がつくり出す洞窟のような落ち着き。その一方で、前面のガラスウォールが開放感をもたらし、相反する空気感が同居する不思議な空間。
屋根は大きな“植木鉢”!? 人も植物も鳥も、家そのものも育ち続ける、生態系のような住まい vol.3
実験を兼ねて、通常は鉢で育てる観葉植物をあえて庭先に地植え。毎朝、スタッフ全員で手を動かす庭いじりが日課になっているのだそう。
屋根は大きな“植木鉢”!? 人も植物も鳥も、家そのものも育ち続ける、生態系のような住まい vol.4
屋根を“植木鉢”に見立て、土の深浅をつくることで、多様な植物が育つ環境を実現。植物が茂る屋根には、他にも、鳥や虫など多様な生き物が集います。
屋根は大きな“植木鉢”!? 人も植物も鳥も、家そのものも育ち続ける、生態系のような住まい vol.5
毎日スタッフの誰かが自炊をしているというキッチン。特徴的な背景を引き立てるため、レンジフードはシンプルな形のものに。
屋根は大きな“植木鉢”!? 人も植物も鳥も、家そのものも育ち続ける、生態系のような住まい vol.6
スイッチは剥き出しの配管に取り付け。手を加えやすくすることで、“変えていける余白”を残すデザインに。
屋根は大きな“植木鉢”!? 人も植物も鳥も、家そのものも育ち続ける、生態系のような住まい vol.2
植物の合間からのぞく特徴的な外観。人も、植物も、鳥も受け入れる“器”として計画されました住宅です。
事例情報
床面積

206.72m²

設計

武田清明建築設計事務所/武田清明、作山美幸

施工

株式会社太平建設

写真撮影

浜田昌樹(kkpo)

関連URL

https://www.kiyoakitakeda.com/%E9%B6%B4%E5%B2%A1%E9%82%B8

プロ情報
株式会社武田清明建築設計事務所

武田 清明(建築家)
1982年、神奈川県生まれ。2007年イーストロンドン大学大学院修士課程修了。2008年より隈研吾建築都市設計事務所に勤務。「自然と建築」をテーマに掲げて2019年に武田清明建築設計事務所を設立した。〈6つの小さな離れの家〉で「SDレビュー」鹿島賞、日本建築学会作品選集新人賞。〈鶴岡邸〉で東京建築士会「住宅建築賞」など受賞多数。住宅や共同住宅、福祉施設、ホテル、レストランなどの建築のデザインのみならず、プロダクトデザイン、そして植林の活動など、幅広く活動。

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