林崎松江海岸の家 / カレーハウスバブルクンド/一色暁生建築設計事務所
撮影:大竹 央祐
床には瓦が敷かれています。この建物がある地域はかつて瓦の一大産だったことから、中南米の街で見た溶岩の石畳のイメージを重ねたものを、淡路の瓦職人に手仕事で作ってもらったそう。もちろんひとつとして同じものはなく、夕暮れや朝陽など日の入る時間によって様々な表情を見せてくれます。
撮影:大竹 央祐
こちらはカレー屋さんのキッチン。新規につくられたRの効いたエントランス、土壁の質感、年季を感じる既存残しの柱...。過ごしてきた時間は違えど、ひとつの要素として共存し、空間に奥行きを生んでくれています。
事例情報
- 所在地
兵庫県明石市
- 物件種別
木造地上2階建
- 建物竣工年
1976年
- リノベーション完了年
2023年3月
- 施工期間
6ヶ月
- 設計
一色暁生建築設計事務所
- 施工
笹原建設
- パートナー
造園:abcde studio/カレー屋椅子製作:iggy mokko/ネオンサイン:maverick/金物造作:稲嶺鉄工作室
- 居住者構成
30代夫婦
- 写真撮影
大竹 央祐
- 関連URL
-
https://akioisshiki.com/works/house_in_hayashisaki_matsue_beach/
プロ情報
一色暁生建築設計事務所
兵庫県の海のそばに佇む設計事務所です。
毎日新しい発見があり、日々昨日とは違うストーリーが生まれては消えてゆく建築。土地の持つ空気、施主の心理を丹念に読みとり、その人にとっての楽園となるような建築をつくりたい。そんな思いで設計をしています。
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