服部天神の家/一色暁生建築設計事務所

家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション Vol.1
あたたかな光の差し込むインナーテラス。上部が吹き抜けになっているので、正面からも上からも光がたっぷりと差し込む開放的な空間です。
家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション Vol.2
欄間に連なって取り付けられているのは『モデストレセップ』のホワイト。部屋と部屋の境界線である欄間に取り付けることで、建具を閉めた状態でも2つの空間を灯して繋いでくれます。
家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション Vol.3
3階まで貫いたおおきな吹き抜け。家の中に区切りの曖昧な空間をつくることで、住宅全体に光と風が行き渡り、立体的な広がりが感じられる開放的な住まいになっています。
家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション Vol.4
建具をすべて寄せてしまえばおおきなワンルームのようなひとつながりの空間に。アウトドアリビングのように空間に広がりが生まれます。
家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション Vol.5
3階の床の一部がスノコになっており、隙間からこぼれ落ちる光がなんとも幻想的。
家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション Vol.6
吹き抜け側の開口部をガラスにし、木製建具はフルオープンにもできるので奥まった空間にもしっかりと光が差し込みます。
家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション Vol.7
まるで宙に浮かんでいるような、光に包まれた階段。淡いオレンジの絶妙なカラーが赤褐色の鉄骨にうまくマッチしています。
家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション Vol.8
半透明のテントで覆われた駐輪場。道路との間に透け感のあるテントと小さな庭を置くことで曖昧な境界線を作っています。塀などで分断するのとはまた違った、外部との繋がりをゆるやかに感じられるアイデアです。
家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション Vol.9
こちらはまあるく型取られた玄関スペースです。光や木陰の差し込む、玄関然としていないこの空間。ちょっと腰を掛けて休んだり、縁側のような使い方もできそう。
家の1/3が吹き抜け。余白で暮らしを育む分譲住宅リノベーション Vol.10
勾配天井に連なっているのは『モデストレセップ』。灯っている時も消えている時も、フラットな天井にアクセントとリズムを加えてくれる存在です。
事例情報
所在地

大阪府豊中市

物件種別

鉄骨造地上3階建

床面積

102㎡

建物竣工年

1998年

リノベーション完了年

2023年8月

施工期間

5ヶ月

設計

一色暁生建築設計事務所

施工

コムウト

パートナー

カーテン/jyu+

造園/緑向ガーデン

居住者構成

30代夫婦、子供2人

写真撮影

大竹 央祐

関連URL

https://akioisshiki.com/works/house_in_hattori-tenjin/

プロ情報
一色暁生建築設計事務所

兵庫県の海のそばに佇む設計事務所です。

毎日新しい発見があり、日々昨日とは違うストーリーが生まれては消えてゆく建築。土地の持つ空気、施主の心理を丹念に読みとり、その人にとっての楽園となるような建築をつくりたい。そんな思いで設計をしています。

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