toolboxでは、DIYによる取付や組立などを前提とした商品を数多く扱っています。
DIYのいいところは、費用を抑えて作ることができたり、既製品にはない自分だけのものができたりすること。
さらには、作る過程を楽しんだり、出来たときの満足感を得たり、またより愛着を持って使っていける、といったモノの価値以上のものを持っているんです。
だから、できるだけ多くの人にDIYを楽しんでもらいたい。

そこでtoolboxでは、「DIYのススメ」と題して、内装における初歩的なDIYノウハウや知識を紹介します。
toolboxの考えるDIYの入門編としては、「揉む」「塗る」「貼る」の3つの行為。
これらを押さえることで割といろんなことができます。まずはこの3つのことに絞って覚えておくことをおすすめします。

その2「塗る」の巻 はこちら

その3「貼る」の巻 はこちら


今回はその第一回目、「揉む」。いやらしいこと想像した人、違いますよ。
「揉む」とは、ビスなどを打って締め付けることをいいます。
棚や金物などを取り付けたり、部材同士を固定する際に「揉む」ことが必要になります。

おそらく語源は、揉錐(もみぎり)から来ていて、キリを使うときに手を揉むように回しながら穴を空けることから始まっているみたいです。それが現代のビスを回して留める行為の表現としても受け継がれているんですね。とにかく工事の現場ではよく使われます。

<道具について>

まずは、道具から紹介しましょう。「揉む」ために必要な道具としては、以下のモノが挙げられます。

◎ドライバ類: 手回しのものから電動まで各種あります。インパクトがおすすめ。(下図参照)
◎ビス: 用途に応じて。(下図参照)
◎コンベックス: 棚の高さや取付位置を測るのにあると正確。DIYツールの基本なので持っておきたい。
○下地チェッカー: <下地チェッカー>ピンを差してボードを貫通させ、その裏にある軸を探す。
<下地センサー>ボードの上から裏側の軸を探知する。対象物が木・金属など探知できる物が違う。
○水平器: 棚などで水平をとりたい場合に使用する。目検討で問題なければ不要。
○グローブ: 電動工具使用時に、慣れないと指等を傷める危険性あり。
薄手でゴムの付いたグリップ性の高いものがおすすめ。
△アンカー: 取付対象の下地による。
ex.ボードアンカー(石膏ボード)コンクリートアンカー(コンクリート・ブロック)
△キリ: アンカーを打つ場合、下穴を空ける際に必要。
△カナヅチ: アンカーを打ち込む際に必要。

<電動ドライバ>

ここでポイントなのが、まずドライバ。
手回しのドライバは比較的持っている方は多いかもしれませんね。でもDIYをやるには、電動タイプをお勧めします。手回しと比べたら格段に作業が楽になりますし、DIYをもっとしてみたい、という気になります。

ただこの電動タイプのドライバ、見た目は似ているけども実はいくつかのタイプに分かれています。
大きくはインパクトドライバ、ドリルドライバ、電気ドリルの3種類。それぞれの特徴はこちらです。

インパクトドライバ: 回転方向に打撃を加えるためより強力な締め付けが可能。一番多用途で使い勝手が良い。電圧が高い程強力。
ドリルドライバ:設定した回転数以上回らない(クラッチ付)構造。(締め過ぎがないかわりに力が弱い)
電気ドリル:主に穴空けに使用。 

簡易的な用途、組立などだけであればドリルドライバや小型のインパクトでもいいかもしれませんが、
おすすめとしてはインパクトドライバですね。電圧が高い方が良いのですがDIYとしては10V程度あれば十分でしょう。
18V以上になるとプロ用です。

<ビス>

次に重要なのがビス。
ネジというのは、実は総称で、ボルト・ナット・ビスなどのことをネジと言います。
ここでは種類の多いビスについて説明します。
ホームセンターなどに行くとずらーっと並んでいますが、どれを買えばいいのか分からなかったりしますね。
とりあえずこちらのポイントを押さえておくと良いです。

<何に取り付ける?>

さて、道具が揃ったところでいざ作業。取り付けるモノとしては、金物だったり板だったりいろいろだと思います。
実は重要なのは何を取り付けるかよりも、何に対して取り付けるかが重要なんです。
強度はここで決まりますので、揉む対象物に注意してください。こちらも挙げれば色々とあるとは思いますが、
代表的なモノとしては以下の材料です。

1,ベニヤ/木材/板

2,石膏ボード/プラスターボード(PB)

3,コンクリート、ブロック

【1.ベニヤ/木材/板】

まずベニヤ/木材/板については、簡単。対象物の厚みに合わせたビスで揉めばOKです。下穴を空ける必要はありません。(ガイドのためにあってもよい)ただし、あまり薄いと効かないので注意が必要。一般的には12mm以上の厚さがあると良いです。中身が中空になっていたりする場合もあるので締めていくときの手応えで判断すると良いです。

【2.石膏ボード/プラスターボード(PB)】

住宅の壁でおそらく最も多いパターンが石膏ボード。プラスターボード(PB)とも呼ばれます。基本的には石膏ボードに強度はなく、ビスは効きません。これがやっかいなんです。

ボードアンカーというボードでもある程度の強度が出せるものもありますが、フックや飾り棚など軽量なものを掛ける用と考えてください。10kgを超えるような集中荷重はかけられません。

棚などの荷重がかかるモノを取り付けるためには、ボードではなく、その裏側にある軸材に対して揉むことが必須です。
では、その石膏ボードへの取り付けのコツを見てみましょう。

とにかく石膏ボードの場合は裏側の軸材の位置を確認することが重要です。

【3.コンクリート/ブロック】

そして最後、コンクリート/ブロックですが、こちらはちょっと上級者向き。固いですからね。
やり方としては、インパクト(ドリル)+キリで下穴を空け、コンクリートアンカーを設置し、そこにビスで揉む、という作業になります。小さめのアンカーであればインパクトで空けることができますが、大きなアンカーを設置する場合には、振動ドリルというコンクリート用のドリルが必要になったりします。ちなみに、さらに強力なツールとしてハンマードリルというものもあります。

ざっとではありますが、「揉む」ためのDIYノウハウはこんな感じ。
もちろんまだまだ細かくはあるんですが、とりあえずこれだけ知っておけばだいぶ違うと思います。
こちらの知識がベースにあれば、分からないことがあってもホームセンターの店員さんなどに聞きやすいはず。
是非覚えておいてください。
次回は「塗る」を紹介します。お楽しみに!