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USEDシャッターで壁を埋め尽くす!
コラム
2012.01.30

USEDシャッターで壁を埋め尽くす!

料理やファッションと同感覚でDIYを楽しんでいるアメリカ人女性ブロガーによる、ダイニングルーム一新プロジェクト!

アメリカ女子的DIY

アメリカの古い建具をtoolboxで販売するにあたり、「現地の人たちは、どう活用しているのか?」という素朴な好奇心から、インターネットで少し調べてみました。すると、料理やファッションを楽しむのと同じ感覚で、DIYを楽しんでいる女子ブログが続々とヒット。この気軽さ、この愉しさ、◎です。中でも特に印象に残った、米ネバダ州リノ在住のローラの数箇月にわたる「SHUTTER WALL PROJECT」をご紹介します。

■ローラ・デュラー/妻であり、3人の幼い子供たちの母。結婚してから住んだ家は全部で6軒。趣味は家具リメイク、リサイクルショップやガレージセール巡り、カメラ、クローゼットの整理。裁縫や料理も得意で、上手に生活を楽しむ。

きっかけは、好きなショップのディスプレイ

ローラの家のダイニングルームはちょっと面白みに欠けていました。カーテンも自分で縫ってみたし、アンティークの家具や観葉植物も置いてみたけど、それでもイマイチ…。

ある日、いつものように、お気に入りのショップAnthropologie(※ファッション&ライフスタイル提案型の人気セレクトショップ)に立寄り、インテリアのヒントを探していたところ、古いシャッターを印象的に使ったディスプレイを発見。インスピレーションを得たローラが早速、不用品売買のコミュニティサイトで木製シャッターを募ったところ、その日のうちに10枚100ドルのオファーが飛び込みます。30ドルに値切り、取引成立。もともと所有していたものと合わせて、20枚ちかくのシャッターが集結!

いざ、作業開始!

まず、シャッターの金具や蝶番を外し、汚れやホコリがひどい場合は家庭用洗浄剤と布で綺麗に拭います。木のザラザラ感が味わいになると思ったので、ヤスリはかけません。それから、ペンキで色付け。これは様々な塗装手法を実験検証する格好の機会になりました。何色かを瓶の中で混ぜて微妙な色合いを作り出したり、ペンキ缶から直に塗ったり。水を少し加えると、ペンキが早く楽に塗れる上に味のあるムラができることにも気づきました。

例えば、こんな試みも…
①淡いブルーグリーンのペンキを塗り、それから漆黒の木材着色剤で表面をこすり、30秒置いてから拭き取る
②淡いブルーグリーンのペンキを塗り、完全に乾いてから、茶色のペンキと水を1:1で混ぜたものを刷毛で塗布し、それからボロ切れで拭き取る

3人の女友だちが色付けを手伝ってくれました。4歳の愛娘もローラの傍らにちょこんと大人しく座り、ペンキ塗りに挑戦。

男は、男同士。

手先が器用な夫のダンは、5/8インチの配向性ストランドボード(※木質ボードの一種)を整えた後、テーブルソーで1インチ幅の板4枚に切り分けます。中庭でテーブルソーを操っていると、きまって隣人たちと不思議な会話になります。「…ローラがダイニングルームの壁をシャッターで埋め尽くしているんだ」「…一体どういうこと??」。

6歳の長男ライリーはペンキ塗りには興味を示さなかったのに、支持梁を取り付ける父親ダンを嬉しそうに手伝います。ふたりは壁に板を約30cm間隔で水平に取付け、余った木片もシャッターが壁の上で傾かないよう補助として取付けます。ダンは下地センサーを駆使して釘を支持梁にねじ込み、安定性を確認するために梁によじ登ります。

無理せず、適度に妥協。大事なのは遊び心と大胆さ。

ローラは、最初は全ての支持梁を壁と同じ色に塗ろうと意気込んでいたけれど、2/3を塗り終えたところでギブアップし、見栄え的に必要な箇所だけ塗るということで妥協。

「シャッターを壁に並べる作業は、巨大テトリスで遊んでいるようなもの」とローラは表現します。両開きのシャッターの大半は半分に切断。巨大シャッターも半分に切断。ものによっては垂直方向にも切断。シャッターを全て取付けた後、隙間を余った木片でひたすら埋めます。

コンセント用の穴もちゃんと開けます

 

…そして、ちょっとお休み。

途中でシャッターが足りなくなり、プロジェクトは一時休止。実はローラは数週間前に腹部手術をしていて、向こう1ヶ月は5kg以上の物を持ち上げられなかったので(!)、むしろ好都合。この間に、リサイクルショップでお宝ハンティング。シャッター計画は、ローラの空間向上心を連鎖的に刺激し、ダイニングテーブルや椅子や照明の新しいアイデアが泉のように沸き上がります。

いよいよ仕上げ!一家総動員!

シャッター計画も数箇月目、いよいよ仕上げ。遊びに来ていたダンの老父や弟の手も借ります。着想から4ヶ月、「SHUTTER WALL PROJECT」は、気が付けば家族友人総動員の愉しい共同プロジェクトに…。

プロじゃなくても(というかプロじゃないから!?)、ここまでできる!

ついに完成したシャッター壁の晴れ姿↓。まるでパズルのようです。こんな、なんじゃこりゃ!な(いい意味で)壁は、何事にもとらわれない素人の自由な発想のなせる技。

念願のシャッター壁が出来上がったら、今度は空間コーディネイト。イケアで照明を2つ買い、少し間隔をあけて設置。以前から目を付けていた1920年代の ダイニングテーブルが30%オフになっていたので、こちらも購入。彫細工が気に入っているダイニングチェアのシートは、いずれもっと明るい色(ターコイズ ブルーとか?)に張り替えるつもり。将来的には、もっと大きなサイズのコンクリート天板のダイニングテーブルを自作する構想もあります。ローラの家に「完 成」の二文字はなく、常に進化し続けてゆくのです!クックパッドに得意料理を披露するような軽やかな感覚で、DIYを楽しみブログで紹介するローラ。「住みながら住まいを暮らしに合わせて進化させていく」という考え方は、無理なく取り入れやすいのではないでしょうか。

余談

↑これはアメリカで結構有名な、シャッターで天井を覆い尽くしたレストラン。でもローラ曰く、「これは同じサイズのシャッターを並べているだけだから、私のシャッター壁の方が難易度が高い」(笑)

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