toolboxでは、DIYによる取付や組立などを前提とした商品を数多く扱っています。

DIYのいいところは、費用を抑えて作ることができたり、既製品にはない自分だけのものができたりすること。

さらには、作る過程を楽しんだり、出来たときの満足感を得たり、またより愛着を持って使っていける、といったモノの価値以上のものを持っているんです。だから、できるだけ多くの人にDIYを楽しんでもらいたい。

そこでtoolboxでは、「DIYのススメ」と題して、内装における初歩的なDIYノウハウや知識を紹介します。

toolboxの考えるDIYの入門編としては、「揉む」「塗る」「貼る」の3つの行為。これらを押さえることで割といろんなことができます。まずはこの3つのことに絞って覚えておくことをおすすめします。

DIYのススメ その1「揉む」
DIYのススメ その1「揉む」
初歩的なDIYノウハウや知識を紹介。1回目は、棚などの取付に必須となる「揉む」。
DIYのススメ その2「塗る」
DIYのススメ その2「塗る」
初歩的なDIYノウハウや知識を紹介。2回目は、初心者におすすめな「塗る」。

DIYのススメ、最後のテーマは「貼る」。言葉の響きだけでは、なんだかペタペタッと簡単にできちゃんうんじゃ…なんて思う人も多いかもしれません。しかし、きれいに揃えて貼るための準備や端部のカットなど「貼る」こと自体よりもそれに伴う作業が実は大変だったりします。

また、「貼る」素材には多くの種類があり、それぞれ手順や難易度が異なるため注意が必要です。そこで今回は、代表的な「貼る」素材をいくつか取り上げ、各素材を貼るための手順や必要な道具などを解説してみます。

ピックアップする素材は以下の4つです。

・フローリング
・タイル
・壁紙
・ウォールステッカー

初心者でもできることからDIY上級者向けまでいろいろですので、どの程度までならできそうか、まずは自分なりに見極めてみてください。

フローリングを貼る

難易度:★★★★(基本は工事を依頼しましょう。かなり上級者でないとDIYでの施工は難しいです。)

フローリングは、通常「張る/張り替える」と表現しますが、1枚1枚の板は貼っていくものです。また、貼るといってもペタッと単に接着するだけでなく釘で打ち付ける必要があり、作業の難易度としてはかなり高めです。意外と簡単にやれると思っている人もいますが、はっきり言って素人にはお勧めしません。基本的には大工さん、職人さんに工事を依頼しましょう。というのも、常に触れる部分なので、よりしっかりとした施工が必要になってくるのと、失敗したときにやり直しが難しいという理由があるからです。とはいえ、絶対に無理というわけではないので、自信のある人は施工方法をよく確認の上、チャレンジしてみてください。

必要な道具

丸鋸・ジグソー・のこぎり / 釘締め / 金槌 / 床用接着剤 / フロア釘 / メジャー / 差し金など

床材のカットはのこぎりでも問題ありませんが、結構疲れます。効率を考えると丸鋸などの電動工具がおすすめですが、慣れてないと怪我をするので、十分に使い慣れた上で使用しましょう。

 フローリングを貼る手順

  1. 下地をつくります。床束を立てた上に床を設置する置き床工法や根太(ねだ)と呼ばれる骨組みによる根太工法があります。
  2. 端部の材が極端に細くならないように割り付けを考慮して基準線を引きます。壁面は必ずしもまっすぐとは限らないので、この基準線を頼りに貼っていきます。
  3. ボンドで床材を下地に貼り、実(さね)部分に釘を打って固定します。最後に釘締めという工具で材の奥まで押し込みます。
  4. 実をしっかりとはめこみながら2列目以降も同じように貼っていきます。
  5. 貼り終わりの列は、材の凸側をカットし、斜めにあてながらたたいてはめ込みます。
  6. 巾木を取り付けます。壁と床の間の隙間は巾木により見えなくなります。
POINT
  1. 下地がとても重要。きちんとした下地があればDIYでも施工ができるかも。下地からつくるのはかなり難易度が高い。
  2. 接着するだけでなく釘で固定する必要があり手間がかかる。
  3. フローリングは環境の変化によって伸縮をする。材料によってもその程度が異なるため、特性を良く理解した上で施工をしないと、反って浮き上がってしまったり、大きく隙間ができたりしてしまう。技術だけでなく、そうした知識や経験が必要となってくるため、かなりDIY上級者でないとおすすめできない作業。

タイルを貼る

難易度:★★★☆ (貼る場所やタイルの種類によって変わります。ポイントで貼る分には初心者でも可能です。)

タイルは床や壁、屋外、水回りと貼る場所が様々。またタイル自体も小さなモザイクタイルから大判タイルまで多くの種類が存在し、それによって貼り方や難易度が変わってきます。特に屋外や水廻りなどでは、下地処理にモルタルや防水層を必要とするため、難易度が一気に高くなります。また、大判のタイルは、専用のカッターが必要になったりするのでこれも素人には難しいかもしれません。そういった場合には、タイル屋さんにお願いするのがよいでしょう。ただ、タイルはボードにも貼ることができます。例えばキッチンの壁やカウンターの天板、ちょっとしたアクセント壁など。これであれば比較的簡単で、DIYでも行うことができます。今回はその方法を紹介しています。

必要な道具

タイルカッター / タイルニッパー / 目地ゴテ / 目地材 / バケツ / 接着剤 / スポンジ / メジャー / ゴムコテ / 櫛目ヘラなど

タイルカッターは様々な種類のものがあります。使用するタイルに合わせたカッターを用意しましょう。

 タイルを貼る手順

  1. 周囲をマスキングテープで養生し、割り付けを行って貼る位置を確認します。
  2. 壁に接着剤を櫛目ヘラを使って塗り、端から貼っていきます。モザイクタイルの場合にはシート状になったタイルを貼っていくことになります。タイルを貼る前に接着剤が乾いてしまわないように注意しましょう。
  3. 端部のタイルはカッターで切断して貼ります。タイルの大きさや種類に適したタイルカッターでカットしましょう。
  4. 全て貼り終えたら接着剤が完全に乾くまで乾燥させます。モザイクタイルの場合はタイル上の紙を塗らしながら剥がします。
  5. 目地材を水で練ってゴムコテでタイルの隙間に押し込むように詰めていきます。目地コテを使うと深めの目地がきれいにできます。
  6. 余分な目地材をスポンジで拭き取り、養生を外せば完成です。
POINT
  1. ボードなどの上から貼るやり方で、小さめのタイルであればDIYでも作業可能。
  2. 大判タイルやモルタル下地などを要する場合はタイル職人さんにお願いしたほうがよい。
  3. 工程がやや多い分、塗装や壁紙と比べると手間が掛かる。

壁紙を貼る

難易度:★★(初心者でもコツさえ掴めばできます。)

おそらく現在の住宅では壁仕上げのほとんどが壁紙でしょう。部屋の雰囲気をがらっと変えるには、この壁紙を貼り替えてしまうのが最も手軽で費用対効果の高い方法かもしれません。そして、張り替えを自分で行えばさらにお得。難易度としてはそれ程高くなく、コツさえ覚えてしまえば初心者でも施工することは可能です。壁全面でなくとも、一面だけアクセントとして貼り替えるだけでも印象は大きく変わります。toolboxでも扱う輸入壁紙は、幅も50cm程度で両端の耳もないので貼りやすくておすすめです。まずは少しの壁からやってみてはいかがでしょう。

必要な道具

バケット / ローラー / ローラー皿 /  ジョイントローラー / なでハケ / スキージー / 地ベラ / カッター / 壁紙用のりなど

特別高価な道具は必要ありません。壁紙施工キットとしてセットで買えるものもあります。

壁紙を貼る手順

  1. 貼る壁面のサイズを測り、壁の高さよりも+10cm程度長めにカットします。柄物の場合、柄をあわせるためにリピートの確認をする必要がありますので要注意。
  2. 床を養生し、ローラーやハケでまんべんなくのりを塗ります。(のりが付いてない壁紙の場合。のり付きの壁紙もあります。)不織布製の壁紙の場合は、壁にのりを塗ります。
  3. 上下に5cm程度の余分をとり、垂直を確認しながら、壁の端から貼っていきます。
  4. 貼ったら、なでハケもしくはスキージーで壁紙の中心から外側に向かって空気を抜きます。
  5. 余らせた上下の部分を地ベラをガイドにしながらカットします。
  6. 1枚目と同様にのりを塗り、隣の壁紙と柄を合わせて貼っていきます。乾くと少しだけ縮むので、ほんの少しだけ重ねて貼るのがポイントです。同様に余分をカットしつなぎ目をジョイントローラーで圧着します。これを繰り返して完成です。
POINT
  1. 基準となる最初の一枚をしっかり垂直になるように貼ることが大切。
  2. のりが乾くまでは微調整が可能なので、乾き具合を確認しながら落ち着いて位置決めを。
  3. 壁紙の種類によって壁紙側にのりを塗る場合と、壁側にのりを塗る場合がある。使用する壁紙の施工方法を良く確認して適切な方法で。

ウォールステッカーを貼る

難易度:★ (誰でもすぐにできます!)

壁を彩るアイテムとして最近広まりつつあるウォールステッカー。種類も豊富でtoolboxでも数種類取り扱っています。賃貸住宅でも気兼ねなくでき、作業もとても簡単。必要なのはセンスのみです。
貼り方の手順としては…台紙を剥がして貼るだけ!と、説明の必要はないと思うので割愛。
とにかく最も簡単で誰でも貼れるウォールステッカー。DIY初心者は、まずはここからはじめてみてはどうでしょう。

 

さて、貼る素材をいくつか紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。その他にも、カーペットやシートなど、「貼る」素材は数多くありますが、共通して言えるのが、貼る対象、つまり下地をきちんと処理しておくことが重要です。これは「揉む」「塗る」も同じ。全てのことに言えます。

DIYは、やってみると分かりますが、地味な作業の繰り返しだったり、とても重労働だったりと、楽しさももちろんありますが、同時にとても疲れます。だからいきなり高度な作業をやろうと思ってもうまくいかないかもしれません。

まずは簡単なことからはじめ、コツコツと作業することに慣れていきながら、少しずつレベルアップしていくのがDIYを楽しむコツなんだと思います。このコラムを読んで、まずはその第一歩を踏み出してもらえたらとてもうれしいです。

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