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ひときわ目を引く存在感。

個性的な空間演出アイテム

こんな仕事をしていると、いろいろな家にお邪魔をする機会があります。写真はインテリアをお仕事にしているYさんのご自宅。これまで伺ったお宅の中でも、特に自分好みでした。

足場板やコンクリートブロックなどの無骨な建材を取り入れつつも、個性的な家具や様々な色柄のファブリックなど装飾アイテムを配した絶妙なバランス感。

その中でもひときわ目を引く、主役級の存在感を放っていたのが、リビングのペンダント照明や玄関のフロアランプのシェードとして使われていた、鳥かごたち。

特に、夜の帳がおりてから灯りをともすと、天井や壁にワイヤー装飾のディテールが映し出され、幻想的な影が広がります。

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灯りをともすと、天井や壁に幻想的な影が広がり、雰囲気のある一角に。

チュニジアの魅力を、ぎゅぎゅっと

この鳥かごがやってきたのは、はるか異国、アフリカの北端、地中海沿岸の小国、チュニジア共和国。「白と青の小さな楽園」という異名を持つ、美しい町シディ・ブ・サイドの伝統的な名産品が、この鳥かごです。

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白と青のコントラストが美しいシディ・ブ・サイドの町。

原材料は、針金と木。カラフルな繋ぎ目はなんと、缶ジュースのアルミの再利用!腕のいい職人がいる小さな工房で作っています。ほとんどの工程が手作業のため、素朴で温かみのある仕上がりです。

上部の丸いドームは針金細工で、モスクをかたどっているのだとか。くるくるとしたワイヤー模様は、チュニジアの建物の窓や扉のアイアン装飾を模しています。

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現地工房にて。鳥かごの扉になるパーツを作ってる様子。

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モスクをかたどっている針金細工。

「ナチュラル」と「ホワイト」の全2色ありますが、「ホワイト」の白と水色の爽やかな配色も、原産地の街並みそのもの。土地の持つイメージを凝縮したような鳥かごです。

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優美な曲線の窓柵のアイアン装飾は、鳥かごの針金細工と通じるものが。

ランプシェードやディスプレイに

toolboxでご紹介するのは、S・M・L・LL の4サイズ。

止まり木まで付いているものの、中は狭いので実際に鳥を飼うことは出来ませんが、下部は扉付きで開閉ができ、小物を入れることができます。

L・LLサイズは、電球を入れることができるので、ランプシェードとして活用するのがオススメです。

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LLサイズを玄関に。幸運を呼び込むって本当でしょうか

異国に想いを馳せる

チュニジアの地中海沿岸は鳥を飼う習慣が多く、旧市街や昔ながらの村にあるアラブ様式の家をみると、タイル貼りのパティオと鳥かごの組み合わせがよく見受けられるそう。今も昔も、イスラムの女性は外に出ることが殆どないため、タイルで目を、鳥のさえずりで耳を楽しませていたのでしょう。

それから、家の外に鳥かごを掛けると幸福や富を呼ぶと言われているそうで、住宅の戸口や窓辺、カフェやレストランなどに飾られているのは、現地のよくある光景なのだとか。

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現地のカフェ。男性が持っているのはLサイズ。2階バルコニーの日よけにも鳥かごの絵が!

自分、すっかり、チュニジアを旅した気分になっていますが、実は未踏なんです。異国情緒あふれる鳥かごを眺めながら、ちょっと旅気分……いかがでしょうか?

(担当:noguchi)