余計なものを削ぎ落としたミニマルな形状。(黒皮 3400mm)

心の余白は階段から

階段って、ただ上って下りるだけの空間ではないと思うんです。

家族でにぎわうリビングから寝室に向かうときは、あくびをしながら自分自身のスイッチをオフにしたり、朝になったら「今日も1日がんばるぞ」と、気合を入れて駆け下りたり。

こだわりのフローリングに真っ白な壁、そこにスッと一筆書きのように伸びる手摺。思考もリセットされるミニマルな空間は、忙しい日々にほんの少しの余白をもたらしてくれる予感がします。

厚みは約9mm。鉄製なのにとても軽やか。(黒皮)

ちょうどいい「鉄の手摺」

理想の空間に似合う手摺が欲しい。そう思って探してみると、意外とちょうどいいものってないんです。

デコラティブだったり、鉄ならではの重厚感がありすぎたり。ようやく気に入ったものに出会っても、フルオーダーで注文に手間がかかる上に、予算的にも手が出せないなんてことも。

というわけで、形・質感・価格がちょうどよくて、誰でも簡単に注文できる『鉄の手摺』が完成しました。

サイズは500mmから3800mmまで。1cm単位でお好きな長さにオーダーできます。

女性でも握りやすい、約38mmのバー。(黒皮)

空間を引き締める、美しい佇まい

目指したのは、機能美に満ちたアノニマスな存在感。

薄さ約9mmの鉄の板に丸いブラケット、余計なものをひたすら削ぎ落としミニマルに仕上げました。

すっきりとした見た目は、鉄製なのにとっても軽やか。どんなスペースにもなじみがよく、一本線のような美しいラインは空間を引き締め、凛とした佇まいが絵になります。

ブラケットが丸いので階段は斜めに、踊り場や玄関にはまっすぐになど、空間や用途にあわせて自由に角度を調節できます。

玄関の手摺としても。(白塗装)

「黒皮」の表情に惚れこんで

手摺は鉄そのものに魅了され、60年以上さまざまな製品を手がけてきた、神戸の鉄職人さんと一緒につくりました。

「黒皮(くろかわ)」と呼ばれる質感は、味わいのある無骨さが魅力です。高温で熱した鉄は、空気に触れることで酸化被膜が発生。化学変化で黒く色づき、錆びにも強くなります。

一般的な鉄製品はこの上に塗装を施して、傷や色ムラなど「個性」とも呼べる持ち味を、隠してしまうことがほとんど。しかし、そこをあえてそのままに。塗装では表現することのできない、黒皮の唯一無二な表情を楽しむことができるのです。

仕上げにワックスを塗っていますが、手摺は毎日触れるもの。手の皮脂によって色の濃淡が生まれ、時には少し錆びることもあるでしょう。育ちゆく素材の特徴を、おおらかに受け止めていただけると嬉しいです。

「黒皮」は傷や色ムラなどの味が楽しめる。

「焼付塗装」も選べます

バリエーションとして「焼付塗装」を施したものもご用意しています。「白」と「黒」の2色から選べるので、白い空間に白い手摺を溶け込ませる。そんなアレンジも素敵です。

手摺ではありますが、グリーンをぶら下げたり、ちょっとした小物を飾ったり。空間づくりのアクセントとしても活躍します。

グリーンや絵などを飾ってみても。(白塗装 700mm)

ちなみに階段にもうちょっとぬくもりがほしい場合は『木の手摺』もあわせてご検討ください。

鉄の手摺の全12商品

ET-SH003-09-G250
¥23,000~
ET-SH003-10-G250
¥29,000~
ET-SH003-11-G250
¥43,000~
ET-SH003-12-G250
¥55,000~
ET-SH003-05-G250
¥34,000~
ET-SH003-06-G250
¥43,000~
ET-SH003-07-G250
¥63,000~
ET-SH003-08-G250
¥81,000~
ET-SH003-01-G250
¥34,000~
ET-SH003-02-G250
¥43,000~
ET-SH003-03-G250
¥63,000~
ET-SH003-04-G250
¥81,000~
担当:山下

手摺に関連する商品コラム

木の手摺
木の手摺
¥8,300~
階段に寄り添う
木の質感が感じられる、棒の部分はもちろん、受けの部分まで全部木でつくられている手摺です。
木と鉄の手摺
木と鉄の手摺
¥8,800~
階段の相棒
無垢の手摺棒と、黒皮鉄のブラケットの手摺です。手に自然と収まる輪郭と、すっきりとした見た目で、長く暮らしに寄り添ってくれます。