無塗装品に蜜ろうワックスを塗った事例。(カウンター部分は違う床材です)(写真提供:HandiHouse project)

フローリングの定番

迷走するフローリング選び。 素材を選んでイメージを膨らませ、色を選んでイメージを膨らませ、値段とにらめっこしては振り出しに戻り。振り出しを何度も通過しやりすぎて訳がわからなくなり、もはや何がしたかったのかもわからなくなり。

ただ、フローリング業界での圧倒的な人気商材は無垢のオーク材。 そして色味はナチュラル。これが定番であり現実です。 迷って迷って迷い抜いた方も、最終的には無垢のオークのナチュラルを選ばれる方が多くいらっしゃいます。

「これが良い!」と選んだオークのフローリング。

なぜオークなのか

個人的な考察の結果ではありますが、オークの人気を分析してみました。

まずは材料の特質として、オークは比較的硬質な材なので、床に向いている材種だと言うこと。特に土足歩行を求められる欧米等では耐摩耗性は重要な条件となるため、フローリング材として長く君臨してきました。

比較的硬質なオークの無垢フローリング。

そして着色性の良さ。木は材質により塗料の発色の良し悪しがあるのですが、オークは比較的塗料の浸透性が高い材種なので、好きな色に染めやすいというメリットがあります。

また見た目として、木も材種により表情がそれぞれですが、荒すぎずスッキリしすぎない適度な木目が特徴的。更に、節を含むグレードでは、力強い節が床材としての安心感を与えてくれます。

節のバランスがちょうど良い。(写真提供:HandiHouse project)

そして最後に供給量として、そもそもオークという材種自体が、全世界的にみて安定的に供給されていることから、フローリング材として流通しやすく、貴重材種ではないため比較的安価に入手が可能な事が挙げられます。

程よいオーク 選びました

節の大小、木目、質感、品質、金額のバランスがとれています。

ただ、いざ無垢のオークのフローリングを選ぼうと思ってもオークは市場にたくさん溢れているためどれも同じに見えてその違いがわかりづらいものです。

単にオークと言っても厳密に言えば産地やオークの種類、節の有無や大小、継ぎ手の有無、貼りもの(複合フローリング)なのか完全に無垢なのかによって見た目や金額が異なります。 実際のところこのあたりはプロでも絞り込みは本当に難しいので、こちらで勝手に良きに計らい「これが良い!」というものを選定しました。

節の大小、木目、質感、品質、金額のバランスがとれた、toolboxの世界観がお好きな方にちょうど良いフローリングかと思います。 色味はおすすめの色を着色した塗装品をご用意。好きな色を塗りたい方は無塗装品を選定ください。 幅も3種類ご用意したのでお好きな幅をお選びいただけます。幅の違いを利用したミックス貼りもおすすめです。

幅3種ミックス貼りにオスモのナチュラルを塗装した事例。

担当:一杉

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