木が熟す前に
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商品名:
新品の足場板 |
工事現場用の足場板として製造された新品の杉板です。
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最近様々な所で使われている古材足場板。
toolboxでは以前から「足場板」として提供していますが、職人さんに使い込まれるのを待つのは時間がかかりますし、「足場板のゆったりした感じは好きだけど、やっぱり汚れが、ねぇ…」と思われる方もいたのではないでしょうか。だったら自分で使い込んだらいいじゃないか!と思い、新品の足場板をご用意しました。
こちらの商品は未使用の状態なので、古材足場板の様にペンキ等は付着しておらずとても綺麗な状態ですが、幅広でぶ厚い杉足場板特有の柔らかな踏み心地はそのままです。また、「5mm厚の足場板」で提供していた「鉄サビ仕上げ」と同じ加工を施したものと無塗装のまっさらなものをご用意しました。
新品だけど古材風が良いという方は、鉄サビ仕上げご検討ください。
もともと工事現場で使うために作られているので、一般的なフローリング材のようなツルツルの表面加工が施されているわけではなく、材の表面は多少カサカサしています。
店舗等、土足で使用する際にはそのまま床材としてお使いいただけますが、素足でご利用される場合はヤスリ掛けをする必要があります。
水分も含みやすい材ですので、ビスで留めたとしても反ってきます。その場合、反ってきた部分に上からビスを打っていただくことになります。
フローリングのようなサネがないので、板の間に多少の隙間ができますので、埃は溜まりやすくなります。
最近よく「間伐材」という言葉を耳にします。間伐材を使う事は環境に良い、という図式が出来上がっている気がします。では何故「間伐」をするのか。それは太く、逞しい木を育てる為です。実は今、日本の山には40年以上かけて育てた「中目材」が沢山あるのですが、使用先が無く、木を切る事すらできずにいます。せっかく育った木を使わない手はありません。育った木を利用して、新たな木を植える。循環させる事こそ「環境に良い」の本質だと思います。
新品の足場板は国産の中目材を使用しています。
これから幾年も雨風に晒され、職人さん達の作業場として使われる為に作られた板です。
無頼漢であることは気にもせず、ただただ目的を果たす為に作られた、ある種の潔さを感じます。
今回は「床材」という分類をしていますが、カテゴリーに捉われることなく、まっさらなキャンパスに絵を描く様に、自由に使っていただければと思います。
(担当:荒川)