床から空間を華やかに。(大柄をホワイトオイル塗装)

正方形が重ねられたパターン

「普通のフローリングじゃなくて、少しデコラティブなフローリングが欲しいんだよな」

床選びで迷われている方に朗報です。こちらの『パーケットフローリング』は、通常の長物の床材とは異なり、39cm角の正方形。1枚の板の中に、複数枚のオークが寄せ木貼りされています。

寄せ木のパターンとしては珍しいもので、ヘリンボーンではなく、対角に「X」を描くように貼られていて、このパターンが複数枚張り上げていくと面白い表情を生み出します。「X」だと思っていたパターンが実は大きな正方形になり、その正方形にさらに別の正方形が重なる。

ちょっと言葉で言っても伝わりづらいかも知れませんが、写真を見ていただければわかりやすいと思います。木が、折り重なっていくのです。

4枚の板でひとつの正方形を形作り、その上にさらに正方形が重なる。(大柄無塗装)

伯爵の床を自宅に持ちこむ

ハウススタジオの床に使われた事例。(小柄)

レトロな雰囲気を作り出すパーケットは、和な空間にも合います。(大柄)

欧米に旅行したときにパターンのある床を見かけたことはありませんか? 宮殿だとか、美術館だとか。日本でも明治築の洋館で見かけるあれです。

昔、高貴なお方が住まわれてたんだろうなと思わせる高級感。それもそのはず。寄せ木細工ですから、1枚つくるのに手間が異常にかかります。だからこそ選ばれてきたのでしょう。

このちょっと懐かしさと職人の手仕事を感じさせる寄せ木細工を自宅にお使いになってみてはいかがでしょう。

あえて、ワイルドなコンクリートの壁に合わせたりしても相性が良いです。

コンクリートや古材などラフな素材にもなじむ。(大柄)

選べる「クリア塗装」と「無塗装」

貼る前に塗装を。それも楽しみのひとつ。(Photo:Tetsuya Ito / Casa BRUTUS)

こちらの商品は、UVオイルが施された「クリア塗装」と、お好みの色に着色して仕上げることができる「無塗装」の2種類をご用意しています。

ホワイトのオイル塗装で仕上げることで、木目の印象を控えめに。(大柄)

オーソドックスに木の温かみのある表情を楽しみたいという方は「クリア塗装」をお選びください。

組木(寄せ木)のフローリングを、もっとオリジナルな表情に仕上げたい。そんな方は「無塗装」を選んでいただき、空間に合わせた自由な着色をお楽しみください。

重厚感を出したいという方は、着色オイルを幾重にも重ねて、より深みを出してみるのもおすすめです。

黒っぽく着色した例。1枚1枚の木の表情が浮き出ます。(大柄)

写真の家は、複数色のステイン系の塗料を何度も塗り重ね、これでもかという程の重厚感を出しました。

ご自身で塗装をするという方には、染色性と施工性の良い『ワトコオイル』や『ルビオモノコート』がおすすめです。

節に魅力が詰まっています

寄せ木細工といいますと金額のほうも寄せてくるんだろうなと思われるかもしれませんが、この価格です。何故かと申しますと、節があるから。こういった高級材ではテカテカつるっとしたものが多いのですが、節があるせいで価格を下げることに成功しました。

とはいえ、私目線ではこの節は気になるどころか、「あった方がいい!」とさえ思ってしまいます。オイル塗装品は特に節が多い仕様になっていますが、その分黒パテで埋められており、柄の間にところどころに入る黒いパテの跡が心地よく、奥深い魅力を作り出しています。

黒パテの跡がちょっとしたアクセントに。(大柄にオイル塗装)

どこかレトロな雰囲気も感じるパーケットフローリング。ヘリンボーンに続いてブーム到来?の予感です。

 

担当:荒川

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