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内装は暮らしの背景

toolboxの商品をお使いいただいた事例写真を、
壁に“ピンナップ”していくようにご紹介します。

2018.05.08
インタビュー

内装は暮らしの背景

toolboxスタッフは自邸リノベーションでどんなアイテムをどう使ったのか?選んだ理由と合わせてレポートします。

toolboxアイテムを取り入れた空間づくりの実例インタビュー第4弾!

今回は、toolboxスタッフ竹沢の自宅に行ってきました。築40年、69㎡、3LDKの中古マンションをフルリノベーション。仕事柄たくさんの素材やパーツを知るスタッフが、どんな家で暮らしているのか、気になるところではないでしょうか?

竹沢邸の家づくりは、こちらのコラムでも紹介しています。

家づくりドキュメント
>第1話「物件選びは暮らし方選び〜物件探しから購入まで〜」

>第2話「理想と予算との戦い〜プランニングから素材選びまで〜」
>第3話「予想外は想定内〜工事着工から完成まで〜」

コラムでは、中古マンションを購入したきっかけから、プランニングと素材選びのコツ、完成までの様子を書いていますが、こちらのPin-upインタビューでは、数あるアイテムの中からなぜこれを選んだの?というところを深掘りしていきます。

床材はオークで即決


竹沢の前職はインテリアショップとインテリアメーカー。根っからのインテリア好きの家づくりは、置きたい家具を想定して始まりました。

「自分の好きな家具のテイストに合わせて、床はオーク材にしたいと決めていました」

アンティークの丸いダイニングテーブルも、ソファも、家具のほとんどが引っ越しに合わせて新調した物で、内装のプランニングと同時並行で考えて購入したとのことです。

「施工費を抑えるため、増し貼りできる12mm厚を希望していました。また、子供が生まれる予定だったので、水分をこぼしても安心なウレタン塗装済みの『ラスオークフローリング』がちょうど良いと即決。ウレタン塗装でもテカテカしていないし、色味や節にばらつきがある見た目の雰囲気も良く、傷が付いても目立ちづらいので大正解でした」

増し貼りというのは、すでにある床の上に重ねて床材を貼ることで、一旦既存の床を剝がすよりコストを抑えられます。ただし、どんな物件でもできるとは限りませんのでご注意を。


寝室の床には、『スクールパーケット』が使われています。こちらも家具やミラーと馴染んで良い雰囲気。

「他の部屋と少し変化をつけたくて、市松模様のパーケットに。無塗装品なので、カラーオイルを塗って好みの色に仕上げてもらいました。LDKと続き部屋なので、同じオーク材で広がりが感じられるように意識もして選びました」

確かに、ドアが開いている状態でも違和感なく繋がっていますね。フローリングとはいっても、樹種や色が極端に違うとちぐはぐな印象になるので、参考になります。

リビングの『ウッドブラインド レッドシダーギアタイプ(カラー:NC302)』もtoolboxの商品です。二重サッシの窓枠を隠すために、カーテンではなくブラインドを選んだとのこと。こちらの窓からの景色は飲食店のため、光を取り入れつつ、外の景色を誤魔化すのにも一役買っています。

玄関はもともと設置されていた下足入れの天板だけを『フリーカット無垢材 ホワイトオーク』に交換。

「オーク材が好きなんですよね(笑)。床に合わせれば統一感も出ますし、ツルッとした白の天板よりも雑貨や花が映えますから。玄関にはお気に入りのリサラーソンなどを飾っています」

下足入れ自体を変えなくても、天板を変えるだけで随分とあたたかみのある玄関になりました。

販売前の商品を使ってみる

toolboxスタッフならではのエピソードですが、内装のプランニング時にはまだ販売開始していなかった商品も多々採用したそうです。例えば寝室には、『木製パインルーバー折れ戸』『陶器スイッチ』『シーチングカーテン』を。

「たまたま販売予定のものが理想とピッタリだったんですよね。基本的にスタッフが欲しいと思う物を商品化しているから当然なんですけど、toolboxには自分でも使いたいアイテムがいっぱいあります。前の家でもtoolbox商品を使っていましたが、実際に自分の家で使うことで、使い心地やリアルな感想をお客様にお伝えできるのもうれしいんですよね」

『シーチングカーテン』には『ガーゼカーテン』を合わせて使っています。

「太陽の光で目覚めたい派なので、この組み合わせがちょうど良いです。『ガーゼカーテン』はほぼ閉めっぱなしですが、柔らかな光が寝室を包み込んで、晴れた日の朝は気持ちいいですよ」

実は竹沢はtoolboxでカーテンの担当をしています。自分で開発した商品を自宅で使う。商品開発担当ならではの醍醐味ですね。


自分の家は実験の場でもある

キッチンには『ラスティックタイル プレーンカラー(ブラック)』を貼っています。なぜこのタイルを選んだのですか?

「大好きなインテリアスタイリストさんのお宅のキッチンに憧れて、黒いタイルを選びました」

でも、理由はそれだけでは無かったそうです。

「水回りの壁に使うタイルは白や爽やかなブルー系が人気があり、黒のタイルって使う方が少ないんです。黒いタイルでも、白壁を残すことで圧迫感なく使えるんじゃないかと思って、実際のところを試してみたかったんですよね。結果、オープンキッチンの良いアクセントになったし、汚れも目立たないので良いですよ。目地の色はグレーがおすすめです」

壁の段差を利用して、ボトルやコーヒーメーカー、スパイスなど、ちょっとしたモノを置けるようにしているのも便利そうですね。

また、上の写真の吊り棚を見てください。『ハンガーバー 6φ 鉄』をちょっと変わった使い方をしています。

「吊り棚に乗せた食器や缶の落下防止として、ダイニング側にバーを付けたくてサイズオーダーしました」

“物を掛ける”という用途だけに囚われない使い方、まさに実験ですね。

「バーの部分も溶接で一体化されている吊り棚を造作するという選択肢もありましたが、それだと工場で造作してもらうことになって送料が高くつくので、この方法にしました。ばらけているパーツを現場で組み立てる方が、配送がコンパクトになって送料が安くなりますしね」

なるほど、そんなコストダウンの着眼点も!

洗面室にはタオル掛けとしての『ハンガーバー』も。こちらは水に強いステンレスを採用。

「間違いなしの安心感で、ここにはこれだろうと、何にも考えずに決めました(笑)」

徹底的に自分仕様

既存のキッチンは解体し、『オーダーキッチン天板』とラワンでオリジナルキッチンを造作。

「キッチンに一番こだわりましたね。作業スペースを広くしたので料理がしやすいです。収納部分は、ここにはレンジを置きたい、炊飯器は引き出せる棚にしまいたいなど、細かい要望を伝え、造作してもらいました」

キッチンの内側に家電用のコンセントを仕込んでもらっているので、コードも見えずにスッキリ。



キッチンのダイニングテーブル側は食器棚になっています。

「持っている一番大きい食器の大きさを測り、奥行きを決めました。無駄なスペースをつくらず使えるよう、棚板の高さが変えられる可動棚になっています」

ホームパーティー好きな竹沢は食器をたくさん持っているイメージでしたが、意外にもコンパクトな収納に収まっていてびっくり。キッチン=システムキッチンと思いがちですが、自分仕様に作るキッチンは、こんなに快適なものにできるのですね。

素材を合わせて統一感を

「ラワン材で扉や棚を作りたくて、洗面には同じ素材の『ラワンの洗面ミラー』を選びました」

洗濯機上に作った洗剤置きの棚は、子供の手が届かないので安心だそうです。洗剤はパッケージがおしゃれなボトルに詰め替えて、見えていても生活感がでないように工夫しつつ経済的に。真似したいアイデアです。

洗面台はもともとあったものを収納扉だけラワンで作って交換。隣の家事室に繋がるドアは『オーダーフラッシュアドア ラワン』、キッチンにもラワンを使っているので、家全体のテイストが一致しています。

コラムでは、洗面室のビフォーアフターがご覧いただけます。既存を活かしているのに激変していて、面白いですよ。

ラワンのドア繋がりで今度は書斎をご紹介。書斎のドアも『オーダーフラッシュアドア ラワン』です。

「元のドアはツルッとした木目調シートが貼られたもので、色味も合わなかったので、作り変えることにしました。LDKにも面しているし、ドアが与える印象は大きいので」

書斎のデスクは『Lアングルテーブル脚』に『フリーカット無垢材 ナラ(節・白太有)』を合わせて作ったもの。

「この造作デスクはショールームでも展示していて、お客様に詳細を聞かれる機会も多く、説明しているうちに自分でも欲しくなってしまって。ほとんど主人が使っているんですけどね」

このデスクのおかげもあってか、お子さんが生まれてから、旦那さんは家で仕事をする時間が増えたそうです。


困った時のアイアン塗料


個室のドアも、玄関収納のドアも、トイレのドアも、取っ手やドアハンドルは既存のものに『アイアン塗料』を塗って利用しています。

「ひとつひとつを買い換えると地味にお金がかかるし、選ぶのも地味に大変。フォルムが嫌ではなく質感が気に入らないという場合は、『アイアン塗料』はおすすめです」

「リビングドアも、実は木製なんです。アイアンドアより軽いし、コストも半額くらいダウンできました」

リビングドアは造作で、アンティークドアの写真を参考にして、同じようなフォルムのものを作ってもらったそうです。本物のアンティークドアだとサイズに合うものを探すのが大変なため、たどり着いた策とのこと。

「窓のサッシも全箇所『アイアン塗料』を塗りました。前に住んでいた家でもこれを使ったら見違えるようになったので、使わない選択はなかったですね」

マンションのサッシは共用部に当たるので、通常は自由に取り替えができません。でも、専有部にあたる内側だけは塗装してもOKなことが多いのだそう。取り替えなくても印象が変えられるこの方法は、参考になりますね。

暮らしの背景となるものを

toolboxのスタッフとして、日々たくさんの素材やパーツに出会い、触れている竹沢。いろいろ知っていると、「アレもコレも使いたい」となってしまいそうですが…。

「どのアイテムも即決したものが多かったですね。どんな素材やパーツが世の中にあるのかということを知っているからこそ、この予算で使うなら、この家具と合わせるなら、という判断が早くできたんだと思います。たくさん見ると迷ってしまって決められない!というお声をお客様から聞くこともあるのですが、あとで後悔しないためにも、いろんなものがあることを知って、自分に納得のいくものを見つけて欲しいです」

そうそう、その素材やパーツを選んだ経緯も思い出してほっこりするような、そんな空間づくり体験をしてもらいたいですね。

「子供が生まれて、家で写真をたくさん撮るようになって思うのは、内装は暮らしの背景だということ。日々の暮らしの中で、幸せだなって呟いてしまうことが本当にあります。そんな家をtoolboxのアイテムをたくさん使ってつくることができた経験は、これからも良い商品を提供していきたいというモチベーションになりました。好きなテイストや選ぶアイテムは人それぞれですが、自分が満足する空間をつくっていただけたらうれしいです」

つくった本人が「幸せだな」と無意識に呟いてしまう竹沢邸は、訪れた私たちにとっても心地よく落ち着ける空間でした。自分も早く空間づくりがしたい!そう思ってしまう、参考にしたいテクニックが満載の取材でした。

(テキスト:佐藤/撮影:竹沢 一部画像提供:cowcamo)

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